2017年 06月 25日
ANOTHER STORY
e0273912_8145.jpg前日の夜
K先生「ご来賓の方々のスライドを
    少し調整してみてくれない?」
N  「はい!わかりました。スライドサイズは
    どうしましょうか?」
K先生「そりゃ、当然ワイドでしょう。」
N  「ちなみに、会場のスクリーンって
    どんな感じなんですか??」
K先生「・・・・・・」

その後の雰囲気についてはご想像にお任せしますが、今年一番の冷や汗をかいたことは間違いありません。ワイドスクリーンの新品購入も頭にちらつきましたが、価格は20万以上で、納期も間に合いそうにないため、あえなく断念。。。やはり残された道はレンタルしかない!とネット検索を続けていたところ、”APEX”というどこかで聞き覚えのあるような名前の会社がヒットしてきました。すでに営業時間外で在庫確認もできませんでしたが、それ以外に方法はないため、祈るような気持ちで登録し翌朝を待ちました。普段はベッドに入ると、のび太並のスピードで入眠できるのですが、さすがにこの夜はなかなか寝付けませんでした。

当日朝
翌朝、レンタル会社から待ちわびた電話連絡が来ました。かなりドキドキでしたが、貸し出しOKです!との言葉にホッと胸をなでおろしました。早速K先生に確認したところ、搬送の手配までしていただき、ようやく目処が立ちました。ただ、搬送・組み立て・設置に関しても未経験だったので不安一杯でしたが、東京技研のW会長はじめ技工士の方々など多くの先生方のお力添えもあって、あっという間に立派なスクリーンが組み上がり本当に助かりました。

開演前に実はこんなANOTHER STORYもありましたが、皆さんのご協力のおかげで無事、本家「ANOTHER STORY」の幕が上がりました。

ANOTHER STORY
1時間余りではとても収まりきらないほどの重厚な内容でした。これがたったお一人のライフヒストリー?と俄に信じられないボリューム感でしたが、それだけ人並み外れたバイタリティをお持ちであるということを改めて感じました。
ちなみに「story」と「history」の語源は同じで、ラテン語のヒストリアだそうです。その意味は、”事実の探求により得られる知識や学び、その歴史”ということですが、今回のお話は、スキーやヨット、旅行に写真など、多種多様な対象へのあくなき探求の歴史が満載で、その一つ一つの歴史や物語、そしてそこに関わった方々との出会いが、K先生を形作ってきたということがとてもよくわかりました。
また出席者特典として、今回のスライドがすべて入った贅沢な事後抄録が配布されました。1週間程前にK先生が発案されたものですが、短期間に製作されたとは思えない完璧な仕上がりで永久保存版間違いなしです。

# by nakadateshika | 2017-06-25 10:56 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 06月 17日
何でもみてやろう
e0273912_733045.jpg話題になっていた「何でも見てやろう」を読みました。”貧乏ひとり世界旅”という括りの中では以前愛読していた「深夜特急(沢木耕太郎 著)」と同じですが、沢木さんが個の視点から世界を眺めているのに対して、 小田さんは 国とは何か、文明とは何か、そしてどうあるべきか?といった、より広い視点からより深く、(どこか哲学的に)日本や世界の姿を捉えようとしている印象を受けました。その背景には、大学時代に古代ギリシア語を学んでいたことも関係しているようです。

”今日(1960年代)の日本の留学生は、成金一家の三代目に似ているのであろう”
”一代目と二代目が「西洋」を西洋のコトバで学ばなければならなかったのに対して、三代目は日本語で学ぶことができる”
”三代目にとって、ピカソはPicassoではなく、ピカソなのである。つまり三代目は、「西洋」の中に何のわだかまりもてらいも劣等感もなく、入っていける。”

”三代目”というのは当時の日本の若者の立場を表現していますが、現代の歯科界に置き換えられるようにも思えます。1960年代といえば、まさに日本の歯科医療が近代化に向けて走り始めた黎明期にあたります。その時期に奮闘しご活躍された いわば第一世代の辛苦・刻苦があったからこそ今がある、ということはもぐら塾などでいつも感じるところです。そんなトップランナーの裏話(another story)を聞くことができる貴重な会(まだ名のない会)が来週行われる予定です。空席は残り僅かのようですが、ご興味のある先生は是非エントリーされてみてはいかがでしょうか?

本書を読んだ感想
1.「内から見る」のと「外から見る」のは大違い
2.思想というものは歩いて考えるものだ
 (本の中にある思想は借り物、思想は自分自身でつくるもの)
3.私は私が出会った全てのものの一部である

# by nakadateshika | 2017-06-17 07:28 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 06月 09日
保育園の歯科検診
e0273912_63543.jpg先日、保育園の歯科検診に行ってきました。虫歯がある子は少なく、悪いのは検診している人の姿勢ぐらいなものでした。そのせいなのか最近四十肩に悩まされており、ロキソニンテープが手放せない毎日です。。。

# by nakadateshika | 2017-06-09 06:36 | 歯科臨床 | Comments(0)
2017年 06月 07日
診断力は臨床力
e0273912_6155558.jpg”総合診断は、自分の医療の鏡像としても機能し始めた。我々は、鏡に映った自分の全体像を見て、初めて統一性のある自分を発見できるように、総合診断という全体像を通して自分の医療の実態を知ったのである。そして同時に、医療の対象である患者の全体像を知ることにもなった。(火曜会かわら版)”

診断(総合診断・臨床診断)に、何を求めるのか?それによって色々な捉え方はできると思いますが、自分としては三宅先生の書かれているイメージがシックリきています。歯科臨床では、患者要素、術者要素、環境要素、さらに時間的要素まで加えると、客観的で絶対的な診断を下すことが極めて難しい、というよりほぼ不可能とさえ思えてきます。ただ、自身の臨床が渾然一体となった臨床診断(原因探索・病態評価・予後・治療目標)を整理して、できるだけわかりやすくアウトプットすることで、目指すべき方向性や課題が明確になります。そしてそれは、患者術者双方にとって非常に有益なものであり、自身の鏡像である診断を再評価することで、臨床力も向上するのではないかと考えています。

”「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ」という草枕の冒頭の言葉が重みを増して思い出される。(臨床診断)”

総合診断へのアプローチから10年という名論文の末尾はこのように締めくくられています。最初読んだときにはよく理解できませんでしたが、診断に関わる色んな文献を読んでから改めてこの一文を読み返してみると、その意味する重みが漸くわかってきました。
総合診断には、術者の心理を司る三要素(智・情・意)、ギリシャ哲学風にいえば ロゴス(客観的思考力)・パトス(感受性対人力)・エトス(主観的自律力)、その全てが関わるもので、それを術者間で共有するということがいかに難しいことなのか。それと同時に診断力を向上させるためには、知情意すべての力をバランスよく育んでいく必要があるのだということを示しているように思えます。

今回自分なりに、診断についてあれこれ考えてみました。結局は、先人の考察されていた内容から一歩も抜け出すことはできませんでしたが、その経緯を知り自分なりに理解することで、歯科医療というものの奥深さを改めて感じました。歯科臨床において診断とは何か?という答えにはまだ程遠いですが、今後も考え続けていきたいと思います。

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# by nakadateshika | 2017-06-07 06:16 | 歯科臨床 | Comments(0)
2017年 06月 04日
君の歯は。
e0273912_6102287.jpg今日はむし歯予防デーです。全国で色んなイベントが行われることと思いますが、静岡市でも例年通り青葉公園で開催します。このイベント(ハッピーフェア)は今年で24回目になりますが、雨で中止になったことは一度もないそうです。今年もどうやら快晴ですので、お時間があれば是非お立ち寄りください。僕も学術部員としてオーラルフレイルの解説担当に当たっていますが、余り詳しくないのでそちらには立ち寄らないようお願い致します。

今回のキャッチコピーは、某映画をオマージュ?しています。本家「君の名は。」では、(前前前世も含め)過去に抱いた想いや鮮烈な体験・出会いによってつくられた”記憶”が、現在そして未来へとつながっていく、ということが大きなテーマでした。
そこで今回のイベントも、そのような”記憶”に残るようなものになって欲しい!!という強い思いを表現するべく提案したものです。
・・・というのは先ほど考えた後付けで、実は単なるダジャレです。

# by nakadateshika | 2017-06-04 06:10 | お知らせ | Comments(0)
2017年 06月 03日
岩合さん
e0273912_6362290.jpg先日のプロフェッショナルでは、写真家の岩合光昭さんが特集されていました。そのお名前と「世界ネコ歩き」という番組の存在は、某人気ブログを通じて知っていました。ただ以前からイヌ派だったということもあって、ちゃんと観たことはなかったのですが、この番組で紹介されていた岩合さんの仕事への向き合い方やその人間性に、スッカリ魅了されました。
なかでも愛想のないボス猫に対して、心と体の距離感(間合い)を無理なく詰めていくプロセスは、どこか臨床にも通ずるところがあってとても面白かったです。なによりネコが、そして仕事が大好きで仕方がない!ということが画面の中からでも、十二分に伝わってきました。

”私は、私が出会ったすべてのものの一部である。(ウイリアム・オスラー)”

どんな仕事もそうですが、その背景には その人の歩みや人間性の全てが深く関わっているということを改めて感じました。

# by nakadateshika | 2017-06-03 06:36 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 05月 26日
顔が見えるセミナー
e0273912_554505.jpg先週末は、(第二期)もぐら塾の2回目でした。今回から会場が変わり、少しコンパクトな部屋になったことでお互いの距離感が近くなりました。また照明をつけたままでのプレゼンテーションが可能だったので、終始お互いの顔がよく見えて、より一体感のあるセミナーでした。

各地で猛暑日が記録されましたが、天候と同様 受講生ケースプレも白熱しました。生まれも育ちも違う先生方が集まっているセミナーですが、ケースプレの内容からその顔がよく見えてきます。講義を聴くことも大事ですが、自分の症例に対して塾長から直接ご意見をいただくということが何よりも自分のためになるということを、受講生の先生方も痛感されていたようです。

講義の中ではなんといっても、55年にわたる長期経過症例が最大にして最高の山場でした。今回「臨床診断」について調べ 自分なりにも考えてみましたが、客観的かつ絶対的な診断というものが存在しない歯科の「臨床診断」においては、経過観察こそが何よりも重要であることを改めて感じました。
診断について考えることは、医療の本質を考えることであると言われています。しかしそれは、精密なデータによって組み立てられた科学的で画一的な診断法や治療法を探し求めるというようなものではなさそうです。それよりも、1人1人の患者さんと長期に向き合った長編ドラマをみながら、それぞれの答えをそれぞれが考えることでしか見えてこないのではないかと感じています。そういう意味で、もぐら塾には最高の教材があり、自分が歩むべき道筋を考える最高の学び場であると思います。

# by nakadateshika | 2017-05-26 05:27 | Comments(0)
2017年 05月 14日
休日当番
e0273912_6465219.jpg今日は、休日当番です。先日は休日当番のありがたみを心底感じたので、今日はより一層頑張りたいと思います。
ちなみに、2年程前から救急センターが城東に移転していますのでご注意下さい。

・・・・・・
結局、急患来院されたのは13名でした。前回は年末ということもあって80名近かったので、同じ急患当番でも雰囲気は全く違いました。最近は日曜診療をしている診療所もあるので、救急を受診される方は大分減っているようです。
ただそのおかげで、患者さんとの対応には充分時間をとることができました。”診断”という行為について頭の片隅におきながら対応していましたが、たとえ一歯単位の問題であってもどこまで介入するのかを判断するうえで、その場(日)限りの関係性という縛りが とてももどかしく感じられました。硬組織疾患・慢性疾患・個別性という特性を持つ歯科疾患では、患者さんとの継続的な関係性という要素がとても大きいということを改めて感じた一日でした。

# by nakadateshika | 2017-05-14 06:47 | お知らせ | Comments(0)
2017年 05月 06日
痛すぎるGW
e0273912_1792212.jpg風邪をこじらせて、急性咽喉頭炎になってしまいました。とにかく喉の痛みが強烈で、水はおろか、唾を飲み込むのも一苦労といった状態でした。救急で咽頭部の写真を撮ったところ目をそらしたくなるぐらいの凄まじい腫れでかなりショッキングでしたが、画像の説得力というものを身を以て感じました。薬のおかげで痛みもだいぶ軽くなってきましたが、GW中にやろうと思っていたことがそのまま持ち越しになってしまったのは、かなりの痛手です。。。

# by nakadateshika | 2017-05-06 17:26 | 社会・生活 | Comments(0)
2017年 04月 27日
一般論 ↔ 個別論
e0273912_8474248.jpg”医療における診断とは、患者をどのようにマネージメントしたらよいかを知るための知的分類作業である。(内科診断学)”

”治療というのは診断によってカテゴリー化されたものを、もう一度バラバラにほぐして患者個体のレベルに帰し、その一人一人の具体的な患者をコントロールしようとする営みです。診断が認識論なら、治療は制御論であり、個別化の過程です。(医者と患者と病院と)”

”診断とは、疾患(disease)と病気(illness)をつなぐ架け橋のようなものである。(メジャー診断学)”

歯科臨床では、個別性を無視するわけにはいきません。しかし最初からそこにとらわれすぎてしまうと、全体像を見失う恐れがあります。一般論から個別論へ、この流れが正解への近道のように思われますが、そのステップにおいてKA367やデンチャーイメージがもたらす恩恵は極めて大きいのではないかと感じています。また、そうした個々の症例を積み上げていくことが、新たな一般論を築く礎となるのではないでしょうか。

# by nakadateshika | 2017-04-27 06:02 | 歯科臨床 | Comments(0)