昨日の例会は、実行委員お二人のコラボレーションでした。
図ったわけではないとのことでしたが、両症例ともに咬合崩壊が進んだ欠損歯列の症例でした。多彩な必殺技をお持ちのご両人ですから、飛び道具の応酬になるのか と思われましたが、さにあらず。最終的なゴールを常に見据えながら、咬合再構成に必要なステップを一つ一つ丁寧に、そして確実に積み重ねることで見事にまとめられていました。両症例に対する基本に忠実な治療を拝見しながら、(自分が言うのもおこがましいですが)60年前から脈々と受け継がれてきた思いがしっかりとつながっているのではないかと感じられました。初代実行委員長もそのつながりを感じられたのか、久しぶりに懇親会にも出席され、終始ご満悦の様子でした。