先週末は、第2回もぐら塾が開催されました。今回は塾長の真骨頂ともいえる”すれ違い咬合”の話題を中心に、パーシャルデンチャーの長期経過症例が惜しげもなく披露されました。
20年以上の時を経るということは、補綴物をはじめとして、患者さんの「ひと・くち・は」、そして術者や歯科を取り巻く環境、その全てが変化することを意味しています。それに伴って様々な綻びが出てきてしまうのは補綴の宿命ともいえますが、その真実を余すところなく伝えていただけることは(自分を含め)若手にとっては何事にも代えがたい貴重な機会だと思います。
先々のことを予測することは極めて困難なことですが、その経過を丹念に記録していくことと、その変化に対応できるような処置方針を立てることの重要性を改めて感じました。
今回のメンバーでのもぐら塾は暫くお休みになり、来月からは新メンバーを迎えてのスタートとなります。双方向性が特徴の少人数セミナーですので、今回とはまた違う盛り上がりをみせるのではないかと、今から楽しみにしています。