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2017年 05月 26日
顔が見えるセミナー
先週末は、(第二期)もぐら塾の2回目でした。今回から会場が変わり、少しコンパクトな部屋になったことでお互いの距離感が近くなりました。また照明をつけたままでのプレゼンテーションが可能だったので、終始お互いの顔がよく見えて、より一体感のあるセミナーでした。

各地で猛暑日が記録されましたが、天候と同様 受講生ケースプレも白熱しました。生まれも育ちも違う先生方が集まっているセミナーですが、ケースプレの内容からその顔がよく見えてきます。講義を聴くことも大事ですが、自分の症例に対して塾長から直接ご意見をいただくということが何よりも自分のためになるということを、受講生の先生方も痛感されていたようです。

講義の中ではなんといっても、55年にわたる長期経過症例が最大にして最高の山場でした。今回「臨床診断」について調べ 自分なりにも考えてみましたが、客観的かつ絶対的な診断というものが存在しない歯科の「臨床診断」においては、経過観察こそが何よりも重要であることを改めて感じました。
診断について考えることは、医療の本質を考えることであると言われています。しかしそれは、精密なデータによって組み立てられた科学的で画一的な診断法や治療法を探し求めるというようなものではなさそうです。それよりも、1人1人の患者さんと長期に向き合った長編ドラマをみながら、それぞれの答えをそれぞれが考えることでしか見えてこないのではないかと感じています。そういう意味で、もぐら塾には最高の教材があり、自分が歩むべき道筋を考える最高の学び場であると思います。

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by nakadateshika | 2017-05-26 05:27 | スタディグループ・セミナー | Comments(0)


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