今回の企画も、KKメソッド「集める・並べる・較べる」に基づいて構成を検討しました。そうは言っても症例が集まらないことには較べようもないのですが、(昨年と同様)多種多様なケースがあっという間に集まり、火曜会の凄さを改めて感じました。その後、例によってKA367を使ったフォーマットに落とし込みそれぞれを較べてみると、大まかに上下的偏在・左右的偏在・前後的偏在というグループに分けられそうだということが見えてきました。
そこから改めて「咬合崩壊」というテーマを考えてみると、それぞれのグループが下顎無歯顎・上顎無歯顎・左右すれ違い・前後すれ違いという4つの終末像に向かっているということにふと気付きました。(この考え方自体は以前から言われていることですが)各群には共通項(欠損の流れ・義歯の動態など)があるため、インプラントの必要性や有効性を考えるうえで、この4つのグループに分けたほうがわかりやすいと感じました。