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2015年 12月 31日
ありがとう
e0273912_107870.jpg時が経つのは本当に早いもので、今年も残すところあと僅かとなりました。今年は、日本人の大活躍(ラグビーW杯やノーベル賞受賞)といった明るい話題がある一方で、温暖化やISとの戦いなど 未だ出口が見えない暗い話題も少なからずありました。その中には人災と思われるものも数多くあり、色々と考えさせられます。

露伴は、幸福になるための心がけとして「惜福・分福・植福」が必要だと説いています。個人としても大事な考え方だと思いますが、今後の世界を考えていくうえでも 欠かすことができない視点なのではないかと思います。先日、中谷 宇吉郎著「雪」を読みました。雪は、「氷晶核」と呼ばれるコアがなければ生まれないそうです。そして、このコアの周りに氷晶が凝集することで少しづつ成長し、綺麗な結晶構造を作り上げていくのだそうです。人間も”ありがとう”という感謝の気持ちをしっかりと中心に抱き、身の回りに溢れている福を惜しみ、分かち合い、そして未来へ託していくことができれば、雪のように美しく、明るい未来を作ることができるのではないかと思っています。

今年も、患者さんをはじめ、診療所のスタッフ、技工士の方々、勉強会の先生方、そして家族、本当に多くの方々に支えられて、無事に1年を終えることができました。来年も感謝の念を忘れずに、少しづつ自分の結晶を大きくしていけたらな、と思っています。
皆様、今年一年 本当にありがとうございました!来年もよろしくお願い致します。

by nakadateshika | 2015-12-31 10:07 | 社会・生活 | Comments(0)
2015年 12月 31日
イメージのちから
e0273912_1041779.jpg一昨日、もくあみ会の打ち合わせを兼ねた症例検討会に参加しました。全体会にエントリーしている若手3名の症例に対してディスカッションを行いましたが、どの症例もオーラルリハビリーテーションが必要な状況であるものの、目指すべきイメージが定まらず 悪戦苦闘されていました。しかし、親鳥先生から(厳しい指摘を織り交ぜつつも)大局的な視点の必要性や具体的な設計指針を示してもらえたおかげで、かなり視界が明るくなったようです(一人は、週1・マンツーマン指導の特典付き)。

”Everything you can image is real.” (パブロ・ピカソ)
イメージできることは現実化できると言いますが、逆にいうとイメージできない中で物事をスタートさせることはリスクを伴います。全てを見通すことは不可能ですが、できるだけ早い段階で、(デンチャーイメージなど)治療のイメージ(ビジョン)を具体的に構築することが大事で、そういった考え方をすることで 侵襲や治療期間を少なくすることができるのではないかと感じました。

その他にも、日本における歯科医療の変遷、印象材、合着材、パーシャルデンチャーの原則、欠損歯列の分類、義歯の形態と欠損段階との関連性、上下は別々に進める・・・・・・等々、症例を交えて本当に多くのお話をしていただきました。こういったお話は来年のもくあみ・全体会(2016.3.1)でお話いただけるのではないかと思います。オープン参加になっておりますので、是非ご参加されることをお勧めします。

by nakadateshika | 2015-12-31 08:45 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2015年 12月 29日
フォースの覚醒
e0273912_1858676.jpg先日、スターウォーズの新作(フォースの覚醒)を観にいってきました。3D映画はこれが初めてだったので期待していたのですが、残念ながら感動したのは最初だけでした。立体的に見えるので迫力はあるのですが、映像にばかり気を取られてしまってストーリーにうまく入り込めず、仕方がないので 片目をつぶって見ていました。3Dについては賛否両論あるかと思いますが、吹き替えしかなく、割高なので 自分としてはこれで最後で良いかなと思っています。

映画の内容に関しては、昔懐かしのキャラクター(ルーク、ハン・ソロ、チューバッカなど)が出てきて楽しめましたが、ヨーダがいないとどこか物足りない感じが否めません。それにしても、第1作目(エピソードⅣ)は僕が生まれた年に公開されているので、かれこれ40年近くに渡る長編シリーズになっていますが、さらにまだあと2作あるというのですから驚きです。
ただ、「時代が変われば、ジェダイも変わる」ようで、今作の主役ジェダイは女性でした。これまでの主役ジェダイは、恋人のために無差別殺人を繰り返したり(アナキン)、弟子の育成に失敗してひきこもったり(ルーク)など、人間?的に問題ありでしたが、今回のジェダイ(レイ)は優等生でありながら、芯の強い性格で、安心感がありました。今後どういう展開になるのか楽しみですが、世界を救うのはやっぱり女性なのかもしれません。

女性といえば、来年のもくあみ会には二人の女性パドワンが登場する予定です。今日はマスターからのお導きがあるようですので、フォースが覚醒してジェダイナイトへ華麗に変身を遂げるかもしれません。僕も、こっそり そのおこぼれにあずかりたいと思っています(ダークサイド的思考?)。

by nakadateshika | 2015-12-29 05:37 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2015年 12月 26日
分類という思想
e0273912_52751.jpg『分類することは思想を構築することだ、と私は思う。ほとんどの人はそうは思っておらず、分類はただの道具だと思っているのかも知れない。しかし、我々の日常はのべつまくなしの分類作業だといっても過言ではない。眼の前にあるものが食えるか食えないか、この男は敵か味方かそれ以外か。つまり、分類は道具ではなく 生きること自体である。』(分類という思想:池田 清彦)

”ホンマでっか”に出演している陽気なおじさんが、こんな本を書いているとは知りませんでした。お正月の間にでも読んでみようと思っています。

目次
1. 名付けることと分類
2. 生物分類の歴史
3. みにくいアヒルの子の定理
4. 新しい分類学を求めて

by nakadateshika | 2015-12-26 05:02 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2015年 12月 25日
プレゼントあれこれ
e0273912_714160.jpg1)テレスコープ修行者達へのプレゼント(引用ブログ
分類という行為は、自分でやってみると意外と難しいものです。特に同じ階層(レベル)で均等に分けるのは至難の業です。しかもパーシャルデンチャーは多種多様で 特に分類が難しいと思われるのですが、テレスコープという基軸(ある種の縛り)を設けることで、義歯形態という視点から4つにスッキリと分けられていて流石だと感じました。さらに、これまでの欠損歯列の評価は 症例の難易度を把握するという意味では有用でしたが、実際どのような補綴設計を考えていけばよいのか、ということまでは示されておらず、特に(自分のような)若手にとってはもどかしい部分もありました。その点このスライドでは、たった1枚で欠損歯列の分類からリスク評価、さらには補綴設計のビジョンまで示されているという、テレスコープ修行者にとっては至れり尽くせりの、まさしく「これぞ!」といえる一枚なのでないかと思いました。
※その後、さらに変身(ブラッシュアップ)しているのでお見逃しなく!
”欠損歯列に見られる現象は多面的であり、短く内容のある診断として1つの形にまとめることはほとんど不可能である。つまり、個々の場合の診断はできるが、全般的に役立つような分類形式は多くの要素に左右されるので、それを作るということは大変に困難である”(欠損歯列の補綴:Erich Korber)という記述をみると、この一枚の重みを改めて感じます。

2)子ども達へのプレゼント
長女はDS、長男はライダーベルトをもらっていました。長男は早速、これまでかき集めたアイコンをベルトに挿入して変身を繰り返し ご満悦のご様子でした。これで偉人の心を少しでも学んでくれればよいのですが、残念ながらそこまでの機能はついていないようです。。一方、長女のDSは、ちょっと早すぎるのではないかという気がしますが、思いかえしてみると自分も(今は懐かしい)ゲームボーイに熱中していたので あまり大きなことは言えません。ただ、目が悪くならないようにだけは気をつけてもらいたいものです。クリスマスが終わってしまうと、”良い子にしていないとプレゼント貰えないよ”作戦が効かなくなるのが残念です。。

3)自分へのプレゼント
”仕事でも使うし”という自己弁護をしつつ、D5500をゲットしました。第一印象は、とにかく軽い!です。G5Xの電子ファインダーは、バックモニターとの切り替えにタイムラグがあり かなりストレスだったのでこれからはなるべくこの身軽な相棒を持ち出したいと思います。(ちなみに、現在 キャッシュバックキャンペーン中のためお得です)

ということで、プレゼントを貰った側は一様に大喜びでしたが、与える側の苦労を忘れてはならないゾ、と感じたクリスマス・イブでした。

by nakadateshika | 2015-12-25 06:08 | 社会・生活 | Comments(0)
2015年 12月 23日
Intuos Pro
e0273912_1648577.jpgお絵かきソフトに熱中している間に、お手本ブログは すでに大詰めに入った模様です。一瞬、ジェダイマスターも土竜のトンネルを来訪されたようですが、ジョージ・ルーカス真っ青の製作スピードに圧倒されたのか、また元の世界に戻られたようです。

”Always pass on what you have learned.(自分の学んだことは、いつも人に伝えるのだ)”
これも ヨーダの名言ですが、いつも出し惜しみなくご自分の経験を教えていただいてありがたい限りです。自分もいつかは何かしら伝える側になれればよいのですが・・・。 と思っていたら、クリスマスプレゼントまで飛びだす大盤振る舞い!!ありがたや、ありがたや。

※お絵かきツール(ペンタブレット:Intuos pro)は、新潟の相棒にお勧めしてもらったものです。絵心がなさすぎて、全く機能を活かせていませんが、どこかに眠っているフォースを信じて しばらく練習してみようと思います。

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by nakadateshika | 2015-12-23 17:24 | パソコン・Web | Comments(0)
2015年 12月 22日
テレスコープの臨床的評価
e0273912_1850099.jpg幸田露伴の本にも解説本がいくつかありますが、本物の雰囲気、迫力は原文を読まなければ伝わりません。あくまで自分のために整理していますので、できれば原文をお読みいただくことを強くお勧めします(パーシャルデンチャー:歯科評論別冊1981)。※文章が難解だということでは決してありませんので、悪しからず・・・

Ⅰ. パーシャル・デンチャー装着の功罪
欠損部が大きくなることにより生ずる問題は、装置または補綴物の動揺であり、残存歯だけでなく顎堤に対してもそれを最小にすることを、まず考えねばならない。床の動揺は顎堤の吸収を著しく速めるが、顎堤の吸収はそれ自体が問題であるだけでなく、二次的に残存歯を動揺させる結果にもなるからである。

Ⅱ. パーシャルデンチャーの動揺
補綴物の動揺は、動きの性質とその量とに分けて考えることができる。(中略)補綴側の欠損形態は力の性質に、対向関係や嵌合位の安定性は力の量に、密接な対応関係をもっており、その積により義歯の安定性や予後は左右されるが、一般的に後者の方が大きな影響をもっている。

Ⅲ. 力のコントロール(加圧と受圧)
義歯の動揺に対する臨床的対応策は、咬合状態の改善などによって、発生する力をコントロールすること(加圧)と、その力を支台装置や義歯床を介して、歯牙と顎堤に配分負担させること(受圧)に大別される。(中略)
(全顎的な処置が必要な場合にも)代償と改善効果を対比の上で、クラウン・ブリッジや総義歯で要求されるようなバランスのとれた咬合関係に再構成すべきである。この場合、オーバーデンチャーのように、すべての咬合面が可撤部側にある形式の方が、クラスプ・デンチャーのように固定性の部分と可撤性の部分に二分するより咬合接触関係のバランスも崩れにくく、製作上や術後の点検上からも有利になる。

Ⅳ. テレスコープの臨床的評価
1.単独の支台装置として
1)理想的なレスト
咬合することによって外冠は内冠に圧着されるので、SupportがRetentionの補佐をする、しかも軸面はすべてBracingの役を果たすので、ごく少数歯の場合以外は、内外冠のフリクションをそれほど強くしなくても、患者は不自由を感じず、S>B>Rという望ましい性格が形成されやすい。
2)単純な構造・形態
3)優れた清掃性
4)歯冠形態の改善
2. パーシャルデンチャー全体として
  1)固定効果:Rigid Support
  2)単純な全体の形態
  3)製作工程上の利点

Ⅴ. 経年変化への対応
きめ細かな検討のすえ設計された補綴物であっても、所詮生体の変化に追従することはできない。したがって、装着後に起こるであろう変化を予測し、それを最小とするために、またその後に補綴物が生体の退行性の変化を加速することがないように配慮することが、生体側とのギャップを少なくする有効な手段である。(中略)パーシャルデンチャーの装着は、補綴的なオペの開始を意味するものであって終了ではない。設計がヨコの診断とするならば、アフター・ケアーについての計画がタテの診断で、この2つが組み合わされて、局部義歯補綴が1つの治療としての意義をもつものであろう。

by nakadateshika | 2015-12-22 18:47 | 欠損歯列 | Comments(0)
2015年 12月 22日
マスター
e0273912_12524757.jpgミレニアムファルコンのハイパードライブで、スターウォーズの話にひとっ飛び! と思っていましたが、食い散らかしてしまった話題について、もう少し考え直してみようと思います。

”Patience you must have, young padawan.”

※子どもがおもちゃ箱をひっくり返して、妻が「なんで私が片付けなきゃならないのよ!”」と言いながら後片付けをしている(我が家でよく見る)ような状況になってしまい、本当に恐縮しています。。
忍耐強いジェダイ・マスターならぬ テレスコープ・マスターには頭が上がりません。。。

by nakadateshika | 2015-12-22 12:03 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2015年 12月 22日
ハードル
e0273912_713975.jpgこのところ、お手本ブログでは 重厚感溢れる記事が連投されています。無数の個歯トレーや、トレーサーが何個もついたパントグラフが付いた咬合器などをみるだけでも、術者の全力投球ぶりを窺い知ることができます(汗をかくとはこういうことか!と思い知ります)。このような、実体験に基づいた臨場感溢れる記事を拝見すると、他人のフンドシでしか記事を書けない このブログの無意味さを感じずにはいられませんが、ハードルの高さを調整して 身の丈にあった内容で続けていきたいと思っています。

支台装置については、SとBの重要性を再認識しています。そういう目で見ると、左図のようなエーカース鉤、RPI鉤を見ると、レストがいかにも 頼りないという印象を受けてしまいます。もっとしっかりとしたレストシート、できればミリングも、と考えていくと支台歯への前処置(切削量)は相当量必要になります。そうすると、最終的にテレスコープにたどり着くことが多いというのは合点がいきます。ただ、テレスコープを自在に使いこなすためには、越えなければならないハードルが、いくつかありそうです(自分世代の歯科医師・技工士のテレスコープ経験値、固定性の希望、金属料金の高騰など)。

by nakadateshika | 2015-12-22 07:13 | 欠損歯列 | Comments(0)
2015年 12月 19日
支台装置のい・ろ・は
e0273912_19211167.jpg・必読ブログ記事:維持装置と支台装置(土竜のトンネルにリンク)

大学にいた頃は、何の考えもなく維持装置と呼んでいました。支持要素が一番重要であることを教わってからは、形だけ真似て支台装置と呼ぶようにしましたが、その真意はまだまだ理解できていないようです。上のブログ記事は何度も読んだつもりでしたが、改めて読むとまた新鮮でした。

※自分でも似たような画像を作ろうかと思いましたが、余りにも完成度が高く 格好良いので、そのまま拝借してしまいました。すみません。。

と思っている矢先にニューバージョンがアップされていました。ブログの形だけは真似ていますが、内容はまさに月とスッポン。足下にも及びません。。個人的には、喫煙バージョンに一票投じたいと思います。

その後 来年の干支であるお猿さんでも見てこようと、日本平動物園に行ってきました。孫悟空には会えませんでしたが、よい気分転換になりました。帰ってきて 先ほどのブログ記事を改めて見てみると、十二分にわかりやすい解説が補足されていて ビックリ!しました。自分にとってこのお方は、孫悟空どころか、三蔵法師、いやいや釈迦如来のような存在です。いずれにしても、天竺までの道のりは、まだまだ歩み始めたばかりだということを痛感せずにはいられません。

by nakadateshika | 2015-12-19 18:13 | 欠損歯列 | Comments(0)