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2017年 07月 30日
人生論ノート
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60年以上前の本ですが、現代にも通じる内容です。

”現代人は無限定な世界に住んでいる。私は私の使っている道具が何処の某が作ったものであるかは知らないし、私が拠り所にしている報道や知識も何処の某からでたものであるかを知らない。全てがアノニム(無名)のものであるというのみでない。全てがアモルフ(無定形)のものである。かような生活条件のうちに生きるものとして現代人自身も無名な、無定形なものとなり、無性格なものとなっている。”

誰が作ったのかもわからないものをネットで探し、誰が呟いたのかもわからない口コミを頼りにポチってしてしまう自分には、耳の痛い話です。実体のないネット社会に振り回されて自分自身も空っぽの洞窟になってしまう前に、自分の頭と体で主体的に考えることが求められる時代のようです。



by nakadateshika | 2017-07-30 06:19 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 07月 28日
ニコン100歳
e0273912_13260398.jpgニコンが先日100周年を迎えたそうで、それを記念した特設サイトができていました。ニコンを使い始めてまだ10年足らず、その歴史についてもよく知らなかったので、このサイトで勉強してみたいと思います。

"Unlock the future with the power of light."

というのが、今年のニコンの経営ビジョンだそうです("unlock"というのが、いまいちピンときませんが・・・)。
SHARPや東芝をはじめ、名だたる日本企業の低迷ぶりは日本人にとってはさみしい限りですので、ニコンの光は今後も明るいものであってほしいと願っています。



by nakadateshika | 2017-07-28 13:23 | Comments(0)
2017年 07月 26日
Science & Art
e0273912_08124645.jpg昨日は、火曜会の例会でした。今回は若手・中堅・ベテランからの3演題でしたが、いずれも欠損補綴(機能回復)がテーマだったように思います。機能回復は、(保存治療や予防に比べて)客観的評価がしづらいだけに、再現性や因果律を基盤とする科学(science)にとっては苦手な分野で、経験や勘、そして技術(art)といったものが大きく関わってくるようです。

”Medicine is a science of uncertainty, and an art of probability.”

オスラーが残したこの言葉は、シンプルであるがゆえに難解ですが、それだけに奥深さがあります。医療について、(オスラーが尊敬していた)プラトンは「つまり医術とは患者の本性を考察し、また自分が行う処置の根拠をもよく研究していて、そして一つ一つのケースについて理論的な説明を与えることができる技術である。」と述べています。
これらを考え合わせてみると、医療の対象となる”ひと”は(常に変わりつづける)不安定で予測しづらいものだが、(処置の根拠や一般性を見出すためにも)できる限り科学的な思考や態度で臨むべきである。と同時に、予後を感じ取る(未来を予測する)ために必要な経験や勘を培うことも重要であり、医療とはその二つ(サイエンスとアート)を相互に関連させることによって成り立つものである、というような意味合いのように感じられます。
そう考えてみると、サイエンスとアートを結びつける手立てとして、仮説思考やプロビジョナル、そして術後経過観察がとても重要であるということを改めて感じました。


by nakadateshika | 2017-07-26 12:22 | 歯科臨床 | Comments(0)
2017年 07月 19日
科学であり、科学でないもの
e0273912_842113.jpg旅行には、(寺田寅彦の愛弟子である)中谷宇吉郎の名著「科学の方法」を持って行きました。

”科学というものは、あることをいう場合に、それがほんとうか、ほんとうでないかということをいう学問である。色々な人が同じことを調べてみて、それがいつでも同じ結果になる場合には、それをほんとうというのである。”
”多数の例について全般的に見る場合には、科学は非常に強力なものである。しかし、全体の中の個の問題には案外役に立たない。しかしそれは仕方がないことである。科学というものには本来限界があって、(広い意味での)再現可能の現象を自然界から抜き出して、それを統計的に究明していく、そういう性質の学問なのである。”
”生命の科学では、(科学の基本的手法である)分析と総合の方法を用いることができない場合が非常に多いのである。一つ一つの要素について、色々な法則を調べ、各要素について一通りの知識が得られても、それを集めただけでは、全体の性質は分からない場合が多い。”

生命の科学である歯科臨床においても科学の恩恵(創傷治癒・疫学・歯科材料・器材など)は絶大で、そういった知識や技術がなければ現代の歯科臨床が成り立たないことは間違いありません。しかし実際の治療対象は個々の患者さんであり、とりわけ欠損補綴のように数値で計測できない「くち」や「ひと」の要素(生活背景・求める機能など)が複雑に絡みあう分野では、科学的な視点だけではその全体像や方向性を定めることは難しいといえます。科学であって科学でない歯科臨床において、科学の恩恵を十分に、そして適切に活用するためにも、科学とは何かを知り、その限界を知ることはとても大切なことだと思います。正直いって、科学とは?と問われても漠然としたイメージしかありませんでしたが、科学の本質や限界についてわかりやすく解説している本書を読んで、だいぶ理解が進みました。こちらも間違いなくオススメの一冊です。


by nakadateshika | 2017-07-19 08:42 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 07月 16日
読書について
e0273912_634496.jpgこの連休は、毎年恒例の同窓会で福井に行ってきます。今回は電車での旅となるので、以前から興味があった「読書について」を用意していたのですが、内容が余りにも面白く、すでに殆ど読んでしまいました。

”読書とは自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。”
”学者とは書物を読破した人、思想家、天才とは人類の蒙(もう)をひらきその前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人のことである。”
”巧妙な比喩を案出するのは、最も偉大な業(わざ)である。なぜなら絶妙な比喩を案出することは、事物に共通の類似した特性を把握することだからである。”

「野郎の本箱」にとっては耳の痛い指摘ばかりですが、ものを読む、ものを書く、そしてものを考えることについての名言が、ぎっしり詰まったオススメの一冊です!

by nakadateshika | 2017-07-16 06:36 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 07月 11日
オープンケースプレ
e0273912_6273052.jpg最終日の全体会は、KDM・救歯会・火曜会によるオープンケースプレでした。同じ流れを汲む3グループですが、症例のみかたや対応の仕方にはそれぞれ違いがあり、それがケースプレにもディスカッションからも見えてきて、とても面白かったです。

KDM:絶対上顎
救歯会:絶対下顎
火曜会:絶対はない

各SG次代の旗手が頭に巻いているはちまきは、事前にご準備されていたものだそうですが、それぞれの特徴が見事に表現されています。患者さんの希望や機能回復のために上顎(前歯)を大切にするKDM、10年先の未来を見据えて下顎を守るための戦略を練る救歯会、そして過去(既往)を振りかえることで個人差や個体差を重視する火曜会。(あくまで個人的な意見ではありますが)症例をみるうえで、過去・現在・未来という時間軸への重心のかけ方に、各SGの違いが表れているように感じられました。

by nakadateshika | 2017-07-11 06:53 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 07月 10日
分科会
e0273912_12121590.jpgとても雰囲気が良い写真だったので、S田先生から拝借しました。

by nakadateshika | 2017-07-10 12:04 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 07月 10日
スーパープレゼンテーション
e0273912_7271357.jpg先週末は、毎年恒例の「臨床歯科を語る会」に参加しました。今年も興味深い企画が目白押しでしたが、中でも松井先生による開業30周年記念講演は、まさに圧巻!の一言でした。
火曜会や基本ゼミでは、いつもその超絶テクニックに目を丸くしています。今回のプレゼンテーションでもその技術が存分に披露されていたのですが、個人的には上下総義歯の患者さんにとことん寄り添っている姿にとても感銘を受けました。また盟友であるS先生からは、その妥協無き治療方針を全うする実行力が素晴らしいという趣旨のコメントもありましたが、全く同感でした。
患者さんと共感する姿勢、圧倒的な技術を支える理論と知識、そして何より実行力を下支えする鉄の魂、その知情意すべてが見事に表現されたスーパープレゼンテーションに、心の底から感動しました。

by nakadateshika | 2017-07-10 07:20 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 07月 02日
共感力
e0273912_1032408.jpg少し前になりますが、とても恐ろしい・・・ではなく、とても為になる番組をやっていました。とある家庭にビデオを設置し、奥さんが旦那にキレる状況を克明にレポートしていたのですが、(不運にも)隣で一緒に視ていた妻からは「分かるわー」の連発で、本当に居たたまれませんでした。確かに身に覚えがある事ばかりでぐうの音も出ませんでしたが、そうなってしまう原因について、脳科学・人類学・社会学の視点から、とてもわかりやすく分析されていました。

元々、家族や社会における役割の違いから、男性と女性とでは脳の構造がかなり違うようです。かつては家族や社会全体で子育てを行うことにより分業化が図られ、家族も社会も円滑に機能していました。しかし現代では、核家族化や共働きが当たり前となり、頼る場所がなくなってしまいました。このような社会構造の急激で急速な変化に対して社会的な対応が追いついておらず、その歪みが女性(妻)に一方的にのし掛かっている状況です。にもかかわらず、唯一頼りになるはずの旦那が全く理解を示さないというのが、最も根本的な原因のようです。
その解決策として
1.手を取り合って見つめ合いながら、話す時間をつくる
2.料理など、二人で協力して行うような時間をつくる
3.サプライズプレゼントをする
という3項目が紹介されていました。
こうすることで、共感力を低くするテストストロンの分泌が抑えられ、その一方で共感力を高くするオキシトシンの分泌が刺激されるとのことです。
1.の難易度は激高ですが、2.と3.は心がけ次第で何とかなりそうです。

”歯科医師である限り、共感と思いやりの気持ちを忘れずに学び続けていきたいと思う。”

Schweitzer先生は、オーラルリハビリテーションの序文でこのように述べられていますが、臨床でも共感はとても大事なことだと思います。どちらかというとロゴス偏重の傾向があるので、仕事も家庭も共感(パトス)を意識していきたいと思っています。

by nakadateshika | 2017-07-02 07:00 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 07月 01日
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e0273912_13151618.jpgブログを書いていると、人様のブログも気になります。ただ、更新されているかどうかはそのページを開いてみなければわからない、というのが少々難点です。そこで、RSSフィードという機能を使ったアプリ(reeder 3)を購入してみました。お値段1,200円と少々値が張るのですが、登録しているブログが更新されるとメールのように自動でお知らせしてくれるので、とても便利です。アプリ上では、記事の概要しか表示されませんが、タイトルをクリックすればブログのページへとひとっ飛びです。

by nakadateshika | 2017-07-01 13:16 | パソコン・Web | Comments(0)