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2017年 08月 29日
哲学と科学
e0273912_8521526.jpg医学概論で有名な澤瀉久敬(おもだか ひさゆき)先生の著書、哲学と科学を読みました。哲学書は一般的に難解なものが多いのですが、NHKで放送された内容ということで、哲学と科学との関係性についてとてもわかりやすくまとめられていました。

”(文明社会である現代において)科学に華々しい前進をさせている根拠を知るためにまずは科学の本質を探り、さらに科学と哲学との結びつきという、いわば学問全体の源泉にまで遡ることが重要である。それこそ、人類の文明を正しく導くために必要であるだけでなく、科学自体の進歩をより確実にするためにも望ましいことではなかろうか。”

中谷宇吉郎も「科学以前の心」の中で、”科学の飛躍的な発展が人類の滅亡を来すか、地上に天国を築くか、それを決定するものは科学ではなく、人間性である。”と述べています。その判断すら科学(人工知能)に委ねることも現実味を帯びてきている恐ろしい時代ですが、何事も、哲学と科学との両面から考えることの重要性を改めて感じさせられた一冊です。

by nakadateshika | 2017-08-29 08:52 | 歯科臨床 | Comments(0)
2017年 08月 29日
いらないものが多すぎる
誰一人 望んではいないのに
誰一人 喜んじゃいないのに
爆弾が落っこちる時 何も言わないってことは
爆弾が落っこちる時 全てを受け入れることだ

僕は自由に生きていたいのに
みんな幸福(しあわせ)でいるべきなのに

爆弾が落っこちる時 僕の自由が殺される
爆弾が落っこちる時 全ての幸福が終わる

いらないものが多すぎる

大人も子供も関係ないよ
左も右も関係ないだろ?
爆弾が落っこちる時 天使たちは歌わないよ
爆弾が落っこちる時 全ての未来が死ぬ時

いらないものが多すぎる

(作詞・作曲:真島昌利)


ミサイルが飛んできたので、ふと思い出してブルーハーツを聞いてみました。思っていた以上に素晴らしい楽曲が多く、ビックリしました。いらないものは多すぎる世の中ですが、ブルーハーツは必要です。

by nakadateshika | 2017-08-29 07:59 | 社会・生活 | Comments(0)
2017年 08月 20日
THE BIG FIVE
e0273912_16335940.jpgこれといったネタも思い当たらないので、読みかけていた本(パーソナリティを科学する)を改めて読んでみました。

複雑な対象(全体)を、いくつかの要素(部分)に分けるこによって理解する手法は科学の常套手段です。KA367は、欠損歯列の特徴を5つの要素(歯周病・咬合力・嵌合位・四犬歯・大臼歯支持)に分けることで、その病態がとても理解しやすくなります。
一方この本では、パーソナリティ(性格)を5つの要素に分けそれを数値化することにより、多種多様なパーソナリティを比較・分析することができる、というようなことが提言されています。

Extraversion(外向性): 外向的・内向的
Neuroticism(神経質傾向):神経質・無頓着
Conscientiousness(自律性):自制的・衝動的
Agreeableness(協調性):協力的・自己中心的
Openness(開放性):革新的・保守的

数値化することは難しいような気もしますが、こういった枠組みを意識することで理解しやすくなることは確かなようです。性格分析にはより多くの項目に分ける手法もあるようですが、分けて考える場合には片手で収まる3〜5項目に分類するのが良さそうです。

by nakadateshika | 2017-08-20 07:48 | 歯科臨床 | Comments(0)
2017年 08月 07日
合同例会
e0273912_07324781.jpg土曜日は、KDM若手会となんかよう会との合同例会でした。当初は2日間の予定でしたが、ご長寿台風の影響で残念ながら急遽1日開催に変更されました。ただそれにより、発表もディスカッションも凝縮されて、とても充実した内容になっていたのではないかと感じました。

同世代の先生が多い両会ですが、個人的には僕と同い年であるS先生の発表にはとても刺激を受けました。この年で経過のあるケースを提示することは容易なことではありませんが、10年近い経過を元に症例の特徴や処置の妥当性を的確に考察されていたのには驚かされました。若手の発表ではどうしても治療のプロセスに焦点を当てざるをえないのですが、術後経過が示す説得力の重みとその必要性を改めて感じました。

また本会最後の総括では、(ご長寿?)K先生が「ヒストリー」の重要性を強調されていました。
”歴史とは、現在と過去との対話である。現在に生きる私たちは、過去を主体的に捉えることなしに未来への展望をたてることはできない。複雑な諸要素が絡み合って動いていく現代では、過去を見る新しい眼が求められている。(歴史とは何か)”
とは歴史学者E.Hカーの言葉ですが、歯科臨床でも、患者要素・術者要素・環境要素などが複雑に絡み合っています。そんな状況の中で未来への展望をたてるためには、現症に至る経緯と自分が行った処置の経過、その二つの「ヒストリー」を振り返ることが、必要不可欠なプロセスであるということを再認識しました。それとともに、こういった同世代が切磋琢磨する機会を積み上げていくことが歯科臨床の新たな歴史を作っていくことになる、というのはちょっと(だいぶ)言い過ぎでしょうか?来年も開かれるというお話ですので、今から楽しみです。


by nakadateshika | 2017-08-07 07:33 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 08月 04日
あおいくま
e0273912_5485230.jpg先日テレビを見ていたら、とあるタレントの人生訓(あおいくま)が紹介されていました。臨床にも通じる良い心構えだなと感心し出所を調べてみると、元々は住友銀行の元会長が新入社員に向けて語った言葉のようです。

”人生、辛抱である。短距離レースではなく、長距離レースである。「青い熊」であれ。いつも若々しく、たくましい熊であれ。あせってはいけない。くさってはいけない。負けてはいけない。”

今週末は、いつも元気な黒い熊の皆さんとの合同勉強会ですが、こちらも負けないように頑張りたいです。

by nakadateshika | 2017-08-04 05:48 | 勉強会・講演会 | Comments(0)