タグ:NHK ( 13 ) タグの人気記事

2018年 01月 15日
善と悪の経済学
e0273912_8502713.jpg年末年始にNHKで放映されていた「欲望の資本主義」という番組がかなり面白かったので読んでみました。

旧約聖書やギリシア哲学にまで遡り、現代の資本主義思想における問題点とその打開策を探るという内容でした。哲学的な話はよくわからない部分も多かったのですが、要点としては、1.足るを知る(必要以上なものを欲しがりすぎている)2.科学と哲学の両面から見る(科学的視点に偏っている)3.歴史から学ぶ(善と悪の概念は時代とともに変わる)といったようなものでした。

難しい話題をわかりやすく解説されていることに驚きましたが、何より驚いたのは著者が自分と同い年だったということです。見た目からして信じられませんが、この年でここまでの大著を書き上げるというのもアンビリーバブルです。

by nakadateshika | 2018-01-15 08:50 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 12月 29日
フランケンシュタインの誘惑:欲望のユートピア
e0273912_6593690.jpg昨日のBSプレミアムでは、「フランケンシュタインの誘惑」スペシャルが放送されていました。

愛する人との繋がりを求めて、機械に知能を与えること(AI)を追い求めたアラン・チューリング、独裁政治への反発から脳を操る脳チップを開発したホセ・デルガード、月への誘惑に取り憑かれナチスとアメリカに魂を売ったフォン・ブラウン。いずれのエピソードも純粋な動機(欲望)が生み出した悲劇の連続で、すっかり引き込まれてしまいました。

”壮大なアラスカの自然は、結局人間もその秩序の中にいつか帰ってゆくという、あたり前のことを語りかけてくる”

怖さもあって珍しく寝付けず、何となく星野道夫さんのフォトエッセイ「最後の楽園」が目にとまりました。本当にあるのかどうかわからない自分勝手な理想郷(ユートピア)を追い求めるよりも、すでにあるこの世界を見つめ直すことの大切さと、その秩序を壊そうとしている現代社会の恐ろしさを改めて感じました。
ちなみにユートピアとは、「素晴らしいが、どこにもない場所」という意味だそうです。

※ オンデマンドや再放送で視聴できます。

by nakadateshika | 2017-12-29 06:59 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 11月 09日
残された時間
e0273912_1328154.jpg人類に残された時間は、あと100年!
稀代の天才ホーキング博士が、人類を待ち受けている未来について語る番組(コズミックフロント:ホーキングの提言)が、いよいよ今晩BSで放送されるようです。
ケースプレまでに残された時間もあと僅かですが、この番組を見逃すことはできません。

by nakadateshika | 2017-11-09 13:31 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 10月 13日
この人 この道


鈴木大拙の動画を、たまたま見つけました。生前 テレビに出ているとは知らなかったので驚きましたが、この時なんと93歳だったそうです。わずか15分足らずという限られた時間の中に、宗教・科学・哲学のエッセンスが無限に詰め込まれていて、ものすごく深い内容でした。(ご本人もおっしゃっているように)分かったような分からない話ではありますが、その人の知識や経験、その歩んできた道のりが言葉の重みになるということを改めて感じました。今日でちょうど40歳になりましたが、口先だけにならないように、一歩一歩この道を歩んでいきたいと思っています。

by nakadateshika | 2017-10-13 08:06 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 10月 02日
腎臓様様
e0273912_1836775.jpg昨日は、町内会のお掃除当番でした。某所ではゴルフコンペが行われていたようですが、今年は残念ながら欠席し 町内にあるウォーターハザードの整備にあけくれていました(泣)

その夜、土竜先生オススメのNHKスペシャル「人体」にチャンネルを合わせると、人体のお掃除番長である”腎臓”が特集されていました。いままで腎臓というと、尿を作るためのものと思い込んでいました。しかし実際には、老廃物を捨てるだけでなく 必要な栄養素を再吸収することで血液の成分調整を行ったり、心臓からのメッセージに応じて 血圧や赤血球量のコントロールもするなど、いわば血液コンダクターとして重大な役目を果たしている、まさに肝腎かなめの臓器であるということがよくわかりました。

先日の健康診断では、尿酸値が基準値オーバーで「要受診」となっていましたが、日頃から酷使している腎臓に、あまり負担をかけないような食生活を心がけていきたいと思っています。

by nakadateshika | 2017-10-02 07:28 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 07月 02日
共感力
e0273912_1032408.jpg少し前になりますが、とても恐ろしい・・・ではなく、とても為になる番組をやっていました。とある家庭にビデオを設置し、奥さんが旦那にキレる状況を克明にレポートしていたのですが、(不運にも)隣で一緒に視ていた妻からは「分かるわー」の連発で、本当に居たたまれませんでした。確かに身に覚えがある事ばかりでぐうの音も出ませんでしたが、そうなってしまう原因について、脳科学・人類学・社会学の視点から、とてもわかりやすく分析されていました。

元々、家族や社会における役割の違いから、男性と女性とでは脳の構造がかなり違うようです。かつては家族や社会全体で子育てを行うことにより分業化が図られ、家族も社会も円滑に機能していました。しかし現代では、核家族化や共働きが当たり前となり、頼る場所がなくなってしまいました。このような社会構造の急激で急速な変化に対して社会的な対応が追いついておらず、その歪みが女性(妻)に一方的にのし掛かっている状況です。にもかかわらず、唯一頼りになるはずの旦那が全く理解を示さないというのが、最も根本的な原因のようです。
その解決策として
1.手を取り合って見つめ合いながら、話す時間をつくる
2.料理など、二人で協力して行うような時間をつくる
3.サプライズプレゼントをする
という3項目が紹介されていました。
こうすることで、共感力を低くするテストストロンの分泌が抑えられ、その一方で共感力を高くするオキシトシンの分泌が刺激されるとのことです。
1.の難易度は激高ですが、2.と3.は心がけ次第で何とかなりそうです。

”歯科医師である限り、共感と思いやりの気持ちを忘れずに学び続けていきたいと思う。”

Schweitzer先生は、オーラルリハビリテーションの序文でこのように述べられていますが、臨床でも共感はとても大事なことだと思います。どちらかというとロゴス偏重の傾向があるので、仕事も家庭も共感(パトス)を意識していきたいと思っています。

by nakadateshika | 2017-07-02 07:00 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 06月 03日
岩合さん
e0273912_6362290.jpg先日のプロフェッショナルでは、写真家の岩合光昭さんが特集されていました。そのお名前と「世界ネコ歩き」という番組の存在は、某人気ブログを通じて知っていました。ただ以前からイヌ派だったということもあって、ちゃんと観たことはなかったのですが、この番組で紹介されていた岩合さんの仕事への向き合い方やその人間性に、スッカリ魅了されました。
なかでも愛想のないボス猫に対して、心と体の距離感(間合い)を無理なく詰めていくプロセスは、どこか臨床にも通ずるところがあってとても面白かったです。なによりネコが、そして仕事が大好きで仕方がない!ということが画面の中からでも、十二分に伝わってきました。

”私は、私が出会ったすべてのものの一部である。(ウイリアム・オスラー)”

どんな仕事もそうですが、その背景には その人の歩みや人間性の全てが深く関わっているということを改めて感じました。

by nakadateshika | 2017-06-03 06:36 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 03月 30日
プラネット アース
e0273912_748188.jpg

昨晩テレビを点けると、プラネットアースの新シリーズが放映されていました。過酷な環境の中で生き残るために、進化することで機能と形態を変化させてきた なまけものやキツネザル。生まれた直後から「メドゥーサの頭」のような蛇の大群から猛アタックを受けるイグアナの赤ちゃん。南極にほど近い絶海の孤島で、お腹をすかせて待っている家族のために 荒波へと決死のダイブを繰り返すヒゲペンギン。などなどまさに命がけの壮絶なバトル&ドラマが満載で、すっかり魅了されてしまいました。どんなに厳しい環境の中にあっても、自らを巧みに変化させることで必死に生き抜いてきた彼らを観ていると、自分の都合で安易に環境を変えてしまう人間というものの異質さを感じずにはいられません。
何回か連続で放映されるようなので、次回も楽しみです。






by nakadateshika | 2017-03-30 07:48 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2017年 03月 08日
落語 the movie
e0273912_651287.jpg古典落語を映像化した番組なのですが、これがすこぶる面白いです。落語好きの方からすれば邪道だと思われそうですが、あえて映像化するというアイデアは秀逸で、あまりにも面白いのでついつい何度も見てしまいます。再放送などはないようですが、4月からEテレで再開するようなのでご興味があれば是非どうぞ。

by nakadateshika | 2017-03-08 06:51 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)
2016年 12月 23日
野生の思考
e0273912_1733713.jpg『100分 de 名著』では、野生の思考(レヴィ・ストロース)が特集されています。難解ではありますが、内容的にはかなり面白そうです。1962年に発刊された本ですが、ボブ・ディランにしてもSchweitzerにしても、何故かこの年代の考え方に興味を引かれる今日この頃です。

”(新石器時代に開発された技術は)それまでの何世紀間にもわたる能動的かつ組織的な観察を必要とし、また大胆な仮説を立ててその検証を行い、倦むことなく実験を反復して、その結果捨てるべきものは捨て、とるべきものはとるという作業を続けてはじめて成り立つものである。”

”現実の物体を全体的に認識するためには、我々は常にまず部分から始める傾向がある。対象が我々に向ける抵抗は、それを分割することによって克服される。小さくなれば、対象の全体は恐るべきものとは見えなくなる。すなわち、量的に小さくなることによって 我々には質的に簡単になったと思われるのである。より正確に言うならば、この量的な転換によって そのものの相同体に対する我々の力は増大する。相同体を介して物をつかみ、手にとって重さをはかり 一目見るだけで知ることが可能になるのである。”

欠損歯列においても対象となる領域は非常に大きく、全体として捉えることはなかなか難しいことです。歯式・歯周病・力・歯種特異性などの要素に分割し、ひと目で全体を捉える助けとなるKA367というフォーマットも、長期にわたる臨床観察、仮説と検証、取捨選択を繰り返して導き出されたものだと思います。
記念すべきもぐら塾第一回目はセラミックスや咬合器の話題が中心になるようですが、関連文献をあたってみると同じようなご苦労があったことが伺いしれます。今回のセミナーでは、そういったヒストリーの中から垣間見える”野生の思考”を学ぶ ということも大きな目標となりそうです。

by nakadateshika | 2016-12-23 17:35 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)