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2016年 11月 19日
A History of Gnathology 2
A History of Gnathology 2_e0273912_16234651.jpg”ナソロジーとは、顎口腔系における解剖学・組織学・生理学・病理学等の見地から総合的に診査・診断・治療計画を行うことにより顎口腔系を機能的な一つの単位として捉え、その調和を図ることを目的とし治療を行う科学である。すなわち、歯だけでなく、歯をもつ人を診る学問である”

McCollumとStuartによるリサーチレポートの冒頭にはこのように書かれています。自分の中でナソロジーというと ゴールドラッシュ的なイメージがあり敬遠していたのですが、源流にはこのようなフィロソフィーがあったというのは知りませんでした。ナソロジーの日本への伝播が、ちょうど高度成長期と重なっていたことやその伝わり方の影響があったのか その辺りは定かではありませんが、どこかで少しずつ考え方がズレてきてしまったようです。

”我々がある言葉の真実性を確信するのは、必ずしもそれが論理的に優れているからではなくて、主として、そこに心を揺り動かす生命の流れが脈打っているからである。我々はまずその生命の躍動に打たれ、その後にその心理を立証しようと努める。理解は必要であるが、それのみでは、我々は決して自己の魂の運命を賭けるほどには動かされない。(鈴木 大拙)”

指導者の真意を世代を超えて伝承していくというのは、なかなか難しいことのようです。

by nakadateshika | 2016-11-19 07:12 | Comments(0)


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