2017年 09月 02日
氷壁
e0273912_832266.jpg果たして、ナイロンザイルは切れたのか、切られたのか?

先日ご紹介されていた、「氷壁」を読み始めました。女性関係、友人関係、そして自らの命を繋いでいたナイロンザイルを巡る人間ドラマに、すっかり魅了されています。山のことはさっぱりなところもありますが、哲学書などに較べればはるかに読みやすく、グングン読み進んでいます。

「哲学と科学とを繋ぐものは文学である」と澤瀉先生も書かれていますが、これまであまり文学には親しんでこなかったので、これからは意識的に読んでみようと思っています。



※読後感
主人公の上司で人生哲学を語るT、その一方で友人の愛人の夫という微妙な立場でありながらも、科学的な目線に徹するエンジニアY。井上靖が京大哲学科出身ということも関係しているのかもしれませんが、ナイロンザイルに纏わる事件、あるいは主人公の生き方に対して、哲学的視点と科学的視点とを異なる登場人物に分けて語らせているところが、とてもわかりやすく、また興味深く感じました。

by nakadateshika | 2017-09-02 08:03 | 書籍・映画・テレビ | Comments(0)


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