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2018年 07月 13日
絶対無二
宿敵であるジョコの調子が出ていなかっただけに、今度こそは!と思っていましたが、またもや負けてしまって残念無念です。

”この一球は絶対無二の一球なり
されば身心を挙げて一打すべし
この一球一打に技を磨き、体力を鍛へ
精神力を養ふべきなり
この一打に今の自己を発揮すべし
これを庭球の心といふ”


(錦織選手のかつての師である)松岡修造氏が、ベスト8目前で叫んだ名言です。テニスの試合は、時には6時間以上にも及ぶ長丁場ですが、1ポイント1ポイント、一球一球を大切にする選手だけが勝ち残っていくのだと思います。先日のジョコビッチ対ナダルの5時間を越えたセミファイナルはまさに死闘したが、ファイナルセットはオンザライン、ダウンザラインの応酬で、まさにこの名言を体現していた名勝負でした!!

先日のご講演も60年という長期に渡るストーリーでしたが、よくよく見るとその一つ一つの処置のクオリティの高さに今更ながら驚かされます。しかしその積み重ねがあったからこそ、圧倒的な説得力のヒストリーができあがったのではないかと思います。言うは易し行うは難しであることは日々実感しているところですが、一つ一つの処置、一つ一つの症例を絶対無二と覚悟することが、巨匠に近づく第一歩ではないかと感じています。

絶対無二_e0273912_7284873.jpg

by nakadateshika | 2018-07-13 07:30 | 社会・生活 | Comments(0)


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