カテゴリ:勉強会・講演会( 77 )

2018年 04月 09日
須貝歯科30周年記念研修会
e0273912_1844415.jpg昨日は、須貝歯科30周年記念研修会に参加しました。歴代の代診が一堂に会し、それぞれの近況について臨床ケースをまじえてプレゼンしました。

by nakadateshika | 2018-04-09 07:29 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 04月 01日
ミクロとマクロ
e0273912_8381328.jpg昨晩は、人体解明ヒストリーという番組をみました。観察・顕微鏡・レントゲンなど、先日の基本ゼミと共通する話題がキーワードになっていたので面白い部分はありましたが、「人体」シリーズ前半から較べるとそのインパクトは尻つぼみになってしまったようです。

そうはいっても、人体がいかに精細で緻密なものなのか、ということが明らかになればなるほど、人体の不思議さを感じずにはいられません。しかもそのミクロな構造が、マクロな構造体(人体)として見事に統合されているのは、もはや神秘としかいえません。しかし、そのネットワークやバランスが崩れることで、様々な問題(病気)が引き起こされてしまうようです。

同じ土俵での話題ではないのかもしれませんが、弱体化した「は」を「くち」の中でどのように活かすべきか?というのはなかなか難しい問題です。動揺した歯を一次固定するのか二次固定するのか、という問いはその代表的なもので、「は」だけでの問題ではなく、「くち」全体としてどのようにバランスを取るのかという視点が必要になります。先日のゼミでは、1歯単位の話題が中心でしたが、その背景には「くち」や「ひと」という要素がしっかりと含まれていたように感じました。

こういったテーマは、長期経過だからこそ見えてくることが多い話題ではありますが、その一方で、現在進行性の悩みからも学ぶことが多いと思います。今回のもぐら塾ではその双方から、二次固定についてより深く考える場になるのではないかと期待しています。ご興味のある先生がいらっしゃいましたらこちらのアドレスまでエントリーをお願いします!

by nakadateshika | 2018-04-01 10:28 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 03月 27日
基本ゼミ2018〜深は新なり古壺新酒〜
e0273912_13464543.jpg先週末から、新年度の臨床基本ゼミが始まりました。全体を振り返ってみると、「新」に満ちあふれた二日間だったと感じました。

1.日々是新(エトバス・ノイエス)
”近ごろの若い人々には、どうもマニュアル人間が多いようです。どんな世界でもそうですが、人と同じことをやっていたのでは、世の中に革命は起こりません。個性を大いに伸ばして、あらゆることに好奇心をもって、何か新しいこと、ちょっとおもろいことを始めて欲しいものであります。仮に失敗しても若いうちは、むしろそれは財産になります。かけがえのない宝になります。失敗を覚悟で人と違ったことを「やってみなはれ」と言いたいのです。”(佐治敬三

金子先生も敬愛する佐治敬三さんのお言葉ですが、オリエンテーションでお話されたご自身の歩みは、まさに日々是新の連続であったのではないかと思います。全顎補綴、口腔内写真に纏わるヒストリーは、そのまま現代に転用できる話題ではないのかもしれないですが、新たなものに挑戦し、それによって生じる問題点に全力で対峙されてきた悪戦苦闘の歴史、その姿勢からは学ぶことばかりです。

2.深は新なり
2008年に基本ゼミを受講し、歯ってこんなに残せるものなんだ!と心の底から驚いたことを今でも覚えています。あれから10年、千葉先生のお話を聴いて、その臨床の奥深さに改めて衝撃を受けました。”観察とは、物事の真の姿を間違いなく理解しようとよくみることである。(広辞苑)”
講義の最後に、「観察」することの重要性とその面白さについてのお話がありました。1枚のデンタル、1本の根管、そして1本の歯。その一つ一つの処置へのこだわりとクオリティの高さが「深は新なり、深は真なり」の礎であるということを実感するとともに、自分の至らなさを反省した次第です。

3.新進気鋭
今年度から新たに、関口先生が講師に加わりました。年齢は僕より数年上ですが、見た目も若く色々とアクティブな先生なので、いつも刺激を受けています。今回はマイクロの動画を使った講義でしたが、とても綺麗でビックリしました。

4.古壺新酒
「古壺新酒(ここしんしゅ)」は、高浜虚子が俳句のスローガンとして掲げていた標語です。”古い形式(伝統)を守ったうえで、そこに新たな発見や感動を加えていくことが俳句のあるべき姿である。”
歯科臨床も時代とともに移り変わりが激しい世界ですが、臨床の基本を大切にすること、そしてそれを礎として、自分なりに新しい何かを発見していくことの大切さを改めて感じた二日間でした。そしてまた、基本ゼミという壺に新たに入られた先生方とともに、その熟成度を高め合うことができたら良いなと思っています。

by nakadateshika | 2018-03-27 07:32 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 03月 15日
もくあみオペラ
e0273912_885738.jpg今週末は、もくあみ会です。今年から各地を巡業するスタイルとなり、今回は新潟で開催されます。

もくあみ関連で調べて見ると、井上ひさしさんの書籍や演劇がヒットしてきました。演劇では舞台上の俳優が主役ですが、もくあみ会では会場全体が舞台となり、演者や座長だけでなく出席者全員がアクターです。今回も大したお手伝いはできませんが、当日はできるだけ積極的に参加して、もくあみオペラを堪能したいと思います。

間幕にご用意されている、のどぐろ&レモンサワーも今からとても楽しみです。

by nakadateshika | 2018-03-15 13:03 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 01月 22日
医科歯科連携研修会
e0273912_8512859.jpg週末は、医科歯科連携研修会に参加しました。乳がんとONJがテーマでしたが、どちらも臨床と研究の知見がほどよくミックスされた内容でとてもわかりやすい好演会でした。

”問題は抜歯そのものではなく、感染をさせるかどうかである。”

ONJポジションペーバー作成委員に名を連ねる田口先生のお話は、とても勉強になりました。一旦BP剤治療を開始したケースでは休薬することによる恩恵はほとんどなく、それよりも骨折リスクが高まることの方が問題であるということを何度も強調されていたのが印象的でした。田口先生が推奨されていたONJ予防法は下記の通りです。

・BP剤は休薬しない
・ONJを誘発するような処置を行う際には、抗菌剤の術前投与を行う
・侵襲の程度と範囲は可及的に最小限にする
・処置後の骨は平滑に、術創は骨膜を含む口腔粘膜で閉鎖する
・口腔ケアが極めて重要
※BP剤開始前に、できる限り感染原の除去と口腔ケアを行っておく!

ONJ発生のメカニズムについては不明でしたが、昨年それに関する論文が出されました。これによると、BP剤によって破骨細胞への分化が阻害され、その代わりとして(骨壊死を引き起こす)炎症性サイトカインを放出するマクロファージが増加することで、ONJが生じる。つまり、マクロファージを増加させるような環境(感染原)を残しておくことはONJの誘因となるということのようです。ただ、抜歯自体が破骨細胞を誘導する処置であるということと、抜歯の創部は大きく、感染リスクが高い処置であることには変わりないので、抜歯を行う場合には充分な注意が必要だということを改めて感じました。


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by nakadateshika | 2018-01-22 08:51 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 01月 17日
火曜会新年会2018
e0273912_1912936.jpg昨日は、火曜会の新年会でした。昨年に引き続き「今年の一文字」という企画でしたが、どのお話も面白くあっという間の2時間30分でした。なかでも読書好きにとっては「舟を編む」エピソードがとても印象的でしたので、早速読んでみました。

”辞書は言葉の海を渡る舟だ。ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう”

歯科臨床もまだまだ底が知れない大海原で、火曜会という舟に乗っていなければどこかで海の藻屑となっていたに違いありません。これまで60年以上にわたり多彩な先輩方によって編み込まれてきた舟の重みを感じるとともに、今はその舟を編む一人であることの責任を改めて感じました。

その舟を造りあげ、これまで舵を取り続けてきたキャプテンには「二番煎じはダメ!」とのことで今年の一文字はいただけませんでした。ただその代わりに一文字では収まりきらない熱いお言葉を頂戴し、会員一同身がひきしまりました。そのエールを受けて、今年からはより厳しいディスカッションを!というムードになり、初回の座長担当としては気もそぞろですが、折角のケースプレを座礁させないように頑張りたいと思います。

by nakadateshika | 2018-01-17 18:36 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 01月 14日
もぐら塾2018のご案内
e0273912_18161646.jpgお申込はこちらまで。

もぐら塾へのエントリーを受付中です。全3回の予定ですが、今年度はその都度エントリーを募集することになりました。毎回事前に概要が告知されますので、ご興味がある回だけスポット参戦することもできますし、もちろんフル参戦も可能です。第2回以降については、今のところ5月・8月頃に開催する予定となっています。

”ある分野の歴史というものは、正解が導き出されるまでの試行錯誤の連なりに過ぎず、それを知ったところで何の役にも立たないと考えられているようだ。だが、決してそうではない。歴史は、その分野の可能性の範囲を示してくれるものであり、歴史を知ることで今支配的なモノの見方の影響を免れ、一時的な流行を見抜き、冷静に全体像を捉えられるようになる。”(善と悪の経済学)

今回の大きなテーマとなっているKA367は、欠損歯列を読み解くうえで極めて有効です。(あくまで個人的な見解ですが)KA367は欠損歯列の情報をまとめた目次のようなもので、一目でその全体像を掴むことができます。また適度に抽象化された「ものさし」としても有効で、それにより他症例との比較や分類が可能となります。
ただその背景には、先人がこれまで積み重ねてきた「理論と実際」が凝縮されているため、抽象化された概念を正しく理解しそこから具体的なイメージを構築するためには、先人の”試行錯誤の連なり”を知ることが必要不可欠なのではないかと感じています。
世の中には色んな言葉や手段が溢れていますが、どんな素晴らしいものであってもその使い方を誤るとその利点を充分に活用できず、むしろ逆効果になってしまうこともあり得ます。今回のもぐら塾(第1回)は、KA367の基礎知識や正しい活用法を知るうえで、とても貴重な機会になるのではないかと思います。
※ まだ空席がありますので、エントリーをお待ちしております。

by nakadateshika | 2018-01-14 09:00 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2018年 01月 07日
もくあみ会のホームページ
e0273912_1724302.jpgもくあみ会のホームページが新設されました。

センス溢れるHPで、とても素敵です。早速真似してみようと思い「WIX」というホームページ作成アプリを覗いてみましたが、今自分が使用している「jimdo」より自由度がありそうです(かつてのiwebに近い?)。ただ、動作がかなりモッサリしているのとフォントに制限があるので、今回のような綺麗なウェブサイトを作るのにはかなりのご苦労があったのではないかと思います。M先生、ありがとうございました!!

そういえば自分のホームページはここ最近まったく手つかずなので、もくあみHPを見倣って少しずつでもバージョンアップしていきたいと思います。

by nakadateshika | 2018-01-07 17:21 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 12月 19日
集める・並べる・較べる
e0273912_713213.jpg「集める・並べる・較べる」

今回の企画も、KKメソッドに基づいて構成を検討しました。そうは言っても症例が集まらないことには較べようもないのですが、(昨年と同様)多種多様なケースがあっという間に集まり、火曜会の凄さを改めて感じました。その後、例によってKA367を使ったフォーマットに落とし込みそれぞれを較べてみると、大まかに上下的偏在・左右的偏在・前後的偏在というグループに分けられそうだということが見えてきました。

そこから改めて「咬合崩壊」というテーマを考えてみると、それぞれのグループが下顎無歯顎・上顎無歯顎・左右すれ違い・前後すれ違いという4つの終末像に向かっているということにふと気付きました。(この考え方自体は以前から言われていることですが)各群には共通項(欠損の流れ・義歯の動態など)があるため、インプラントの必要性や有効性を考えるうえで、この4つのグループに分けたほうがわかりやすいと感じました。

by nakadateshika | 2017-12-19 16:57 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 12月 17日
協調と共存
e0273912_1826467.jpg”技術偏重、材料偏重の機械的補綴学を一歩進めて、生体の機能に合理的に適応した補綴学にまで高めていくことは、歯学に携わる人々が、長い間持ち続けてきた理想の一つであろう。補綴物が人体に装着され、その機能に関与する限り、これに対する生物学的な考慮は当然要求されねばならない。”(補綴と生物学:石原寿郎著)

補綴と生物学、その協調と共存のあり方を問い続けてきたのが火曜会の歴史だったのではないかと思います。そしてインプラントという未知の新材料が、生体や従来の歯科臨床と協調し共存できるのか?その道を探るアプローチが、2008年に発刊された「パーシャルデンチャー新時代」であったと自分なりに解釈しています。その功績は非常に大きく、パーシャルデンチャーという手法が、従来の臨床とインプラントとを繋ぐ架け橋となり得ることが示されました。ただ著者も述べられているように、当時はまだインプラント体や経過年数などの問題を抱えている時代でもありました。

方法や手法を意味する”method”の語源は、「メタホドス:道に従う、道に沿う」という意味だそうですが、新時代発刊から10年近くが経過した今、インプラントが真の意味で「補綴の手法」となり得るものなのか?改めて見つめ直す機運が高まってきました。そこでその第一歩として、インプラントは欠損の進行をくい止める(遅らせる)ことができたのかどうか、今回の特集企画で再検証することになりました。

by nakadateshika | 2017-12-17 04:55 | 勉強会・講演会 | Comments(0)