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カテゴリ:趣味・娯楽( 13 )

2019年 04月 20日
サピエンス全史
e0273912_7484630.jpg少し前に話題になった「サピエンス全史」を読みました。割と厚めの二冊組なのですが、翻訳がわかりやすいのでとても読みやすかったです。

”読書の醍醐味の一つは、自分の先入観や固定観念を覆され、視野が広がり、新しい目で物事を眺められるようになること、いわゆる「目からウロコが落ちる」体験をすることだろう。まさにそのような醍醐味を満喫させてくれるのが本書「サピエンス全史」である。”

「訳者あとがき」の文章がズバリ!といった内容で、人類だけが、なぜここまで繁栄できたのか?人類は何を考え、何を求めてきたのか?などについて、歴史的事実を踏まえながら論理的かつ分かりやすい考察がされていて、まさに「目からウロコが落ちる」ことばかりでした。

対象となるモノ自体は変わらなくても、自分の見る目(フィルター)が変わることでその見え方は一変し、その感覚が「楽しい!」と感じるのではないかと思います。今週も基本ゼミが行われていますが、受講生の皆さんも、まさにそういった感覚を味わっているのではないでしょうか?

by nakadateshika | 2019-04-20 07:48 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2019年 04月 13日
パンセ(考えるということ)
e0273912_8111787.jpg最近はコレといった面白いTVもないので、過去の「100分de名著」をオンデマンドで見返しています。この番組は、著者の生い立ちや時代背景を押さえながら、要点を絞って説明してくれるので、名著好きにはたまりません。なかでも(福岡伸一さんが解説陣に加わった)、パスカルの名著「パンセ」の最終回は秀逸でした。

同時代(17世紀)を生きたデカルトとパスカル。いずれも科学者として様々な功績を残していますが、哲学者としては意見が対立し、お互いに敵視していたそうです。
デカルト:科学は万能である
自身の思想は揺るぎないものとし、因果関係を突き詰めることであくまで論理的(科学的)に、世界の謎を解き明かすことができるという考え
パスカル:科学にも限界がある
(自分自身を含めて)あらゆるものは揺らぎ変わり続けるものであり、この世界を論理(科学)だけで解明することは不可能であるという考え
ちなみにこの番組では、大震災の翌年に放送されていることもあって、パスカル的な立場から科学偏重の現代社会に警鐘を鳴らしています。

先日のブラックホールの話題などを見ていると、(その中身はまるで理解できませんが)「科学の力」というものの凄さを改めて思い知らされます。ただ原子力をはじめとして、科学によって手に入れた力を使いこなすことは、その力を生み出すことよりもむしろ難しいことなのかもしれません。科学と哲学、分析と統合、部分と全体。過去の偉大な科学者・哲学者はその両面から考えることの必要性を語っています。答えを導き出すために論理的に考えること、その一方で画一的な答えのない哲学的な問い(物事の本質や意義)を考えつづけること、その「両面から考えるということ」が、あらゆる分野において大切なのではないかと感じています。

ところでこのパンセという本は、パスカルが日々の気づきを書き付けたメモを、後人がまとめたものだそうです。熊本のN先生も、臨床で気づいたことを逐一メモしているという噂を聞いたことがありますが、臨床記録だけでなく「考えたこと」も記録しておいた方が良さそうです。

by nakadateshika | 2019-04-13 10:24 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2019年 01月 20日
型と形
e0273912_5513298.jpg幸田文さんの対談をまとめた文庫本です。「お辞儀をするならフワッとやるな チャンとやれ、お前達(のような子ども)はまず型をこしらえて、それから中身ができてくる」「写真とは、(景色でも人でも)写しとるべき要所を素早く見極める技術だ」などなど、まだ知らなかった露伴の教えが随所に散りばめられていて、とても面白かったです。

”露伴は、娘にじっくり「型」を仕込んだ。しかしその「型」が、そのまま窮屈な「形」になっては広がりをなくす。かたまらない「型」を身につけてはじめて、物事の模様を掴むことができると教えたのである。”

型と形。似てはいますが、「型」は同質のものを作り出す鋳型、「形」はそれぞれに違う個別のもの、という違いがあるそうです。先人から学んだ臨床の「型」は、とても役に立っています。しかしその型にはまらず、自分自身の個性や時代に応じた、独自の「形」を見つけることの大切さと、その難しさを痛感している今日この頃です。

by nakadateshika | 2019-01-20 05:52 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2018年 12月 29日
欲望の哲学史
e0273912_08040646.jpg「欲望の哲学史」という番組を見ました。戦争や経済破綻といった世界史の流れと、それに応じて変化する哲学の変遷を振り返ることで、哲学は単なる「知識」ではなく(その時代を読み解くための)実践的な思考ツールである、ということがなんとな〜く分かりました。ただ、「実存主義」「構造主義」「存在」「時間」など一つ一つの用語がわかったようでわからないものばかりで、理解するためには予備知識が圧倒的に足りないということを痛感するばかりでした。

”学問とは、目の前の現象の背後にある、普遍的で奥深い現実を理解する試みです。私たちは、自らを感覚的な経験だけに閉じ込めてはならないのです(レヴィ・ストロース)”

対象(の広さ)によって、哲学・科学・人文学と呼び名は変わりますが、「その背景にある普遍的な法則性を掴む」という学問の目的は変わらないということだと思われます。
歯科臨床でも、対象(は・くち・ひと)が大きくなるにつれてその法則性を掴むことは難しくなり、経験則や個別性が中心になることはやむを得ません。ただ、そこから普遍的な法則や一般性を掴もうとする意識を持つことが、個別の問題を解決するうえでも非常に役立つのではないかと思っています。



by nakadateshika | 2018-12-29 07:11 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2018年 10月 13日
ななもじのうた
e0273912_17182289.jpgよわねをはくな くよくよするな
なきごというな うしろをむくな

ひとつをねがい ひとつをしとげ
はなをさかせよ よいみをむすべ

すずめはすずめ やなぎはやなぎ
まつにまつかぜ ばらにばらのか



今日は、41歳の誕生日。
自分の個性を大切に、他人の個性も大切に、あと半生前向きに頑張りたいと思います。


by nakadateshika | 2018-10-13 16:50 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2018年 10月 07日
悠々として急げ
e0273912_263663.jpg”地球は狭くなったといわれる。しかし、狭いものにはたいてい皺がある。地球も戦争、条約、汚染、資源、枯渇、人口爆発と、皺は増えるばかり。身のまわりを見ても口をひらくまえに閉じたくなる時代である。
そこで、皺ののびる対談をやってみようと思いたった。古語に「フェスティナ・レンテ」という。悠々として急げ、の意である。もとはこれ、ある王様の治世の座右銘だったと伝えられるが、衆庶の日常の必須心得ともしたいのである。”

温泉狂やノミ博士といった一風変わった達人たちとの対談集ですが、その冒頭に書かれた文章は流石としか言いようがありません。この中に出てくる「悠々として急げ」という言葉は、開高さんの本に度々登場してきます。他にも「漂えど沈まず」「明日、世界が滅びるとしても 今日、あなたはリンゴの木を植える」など、対立的で矛盾的で逆説的な名言を数多く残されていますが、どれも大好きな言葉です。以前はこういったモヤモヤした表現は理解できませんでしたが、それなりに歳を重ね、世の中はお勉強のように単純明快とはいかないことばかりであることを思い知るにつれ、その言葉の深みが少しずつわかってきたようです。

歯科臨床も部分と全体、その双方からのアプローチが必要不可欠です。そのためにすべきこと・できていないことは山積みですが、焦りすぎず、のんびりしすぎず、「悠々として急げ」の精神で進んでいきたいと思います。

by nakadateshika | 2018-10-07 02:06 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2018年 08月 30日
継承と進化
e0273912_07173968.jpgなんとか1週間は、ランニングを続けられています。(なんでも「かたち」から入る習癖があり)ランニングシューズを思い切って購入したのがその動機付けになっていたのかもしれませんが、”hanzo”と名づけられたこのシューズは、クッション性が抜群でとても走りやすいです。このメーカーの商品はとにかく履きやすいので以前から愛用していますが、時代の変化に合わせて「継承と進化」を続けてきたことの賜物なのかもしれません。自分はまだそのどちらもできていないので、足下(基本的なこと)から一つ一つ見直していきたいと思っています。




by nakadateshika | 2018-08-30 07:18 | 趣味・娯楽 | Comments(2)
2018年 08月 22日
走れメロス
e0273912_05465945.jpg朝ランを始めました。
とはいっても、15分程度ジョギングしているだけなので、マラソンやトライアスロンをされている方々からみればお散歩程度のものです。それでも、パソコンの前で座りっぱなしだった体にはかなりの負担だったようで、階段の上り下りも辛いぐらいの筋肉痛になってしまいました。ただ朝から運動することで、頭も体も一気に目が覚め、気分は爽快です。いつの間にやら、大学時代に較べて10kgも体重が増えてしまったので、まずは5kg減を目標に頑張ってみようと思います。

走るといえば、先日の100分de名著は「走れメロス」でした。
メロスと親友セレヌンティウスの信頼と友情の美しさを描いた作品だと単純に思っていたのですが、メロス・セレヌンティウス・暴君ディオニスは、実は自分自身の中に存在する善と悪(天使と悪魔)の心を表現しているのでは?という解説がなされていて、とても面白いと感じました。借金の人質として親友を熱海に放置し(メロスと違って)戻らなかった、という逸話を持つ堕罪の心は何ともわかりませんが、読者の視点や切り口によって色んな捉え方ができるというのは、読書のとても興味深い所だと思いました。

雨が降ったりしていると心の中のディオニスが優勢になってしまいますが、邪心に打ち勝ち、なんとか目標達成まで走り続けたいと思っています。走れマサヨシ。



by nakadateshika | 2018-08-22 05:47 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2018年 08月 11日
こころ
e0273912_16551713.jpg帰省中にはやれることも限られていますが、本を読むチャンスでもあります。この夏は、今更ながら「こころ」を読んでみました。前に読んだのは小学校だったか中学校だったか記憶が定かではないですが、あまりよくわからず大して面白いとも感じなかった気がします。しかし40になった今、改めて読み返してみると目には見えない「こころ」の動きがものの見事に表現されているのがわかり、以前よりもはるかに面白かったです。
本にしても、講義にしても、読み手や聞き手がある程度の経験やイメージを持っていないと、その「こころ」を理解することは難しいんだなぁと改めて感じました。


by nakadateshika | 2018-08-11 17:03 | 趣味・娯楽 | Comments(0)
2018年 08月 09日
ホッとする時
e0273912_7585134.jpgどんな時にホッとするか?(往き往きてここ何処

プレゼンが終わったとき、9歳の娘がまだ(かろうじて?)なついていると感じたときなど色々ですが、仕事が終わって夕飯を食べる時が一番ホッとします。時々晩酌することもありますが、美味しいおつまみがあれば最高です。先日新潟のM先生から新潟産の黒崎茶豆を送っていただいたのですが、余りにも美味しいので一晩で全て食べきってしまいました。ただ最近はお腹周りのたるみが顕著で、自分の写った写真をみると、その緊張感のない容姿にギョットします。。
明日からは美味しいもので溢れている新潟ですが、ホッとしすぎないよう要注意です。

by nakadateshika | 2018-08-09 07:59 | 趣味・娯楽 | Comments(0)