1 2017年 03月 30日
![]() 昨晩テレビを点けると、プラネットアースの新シリーズが放映されていました。過酷な環境の中で生き残るために、進化することで機能と形態を変化させてきた なまけものやキツネザル。生まれた直後から「メドゥーサの頭」のような蛇の大群から猛アタックを受けるイグアナの赤ちゃん。南極にほど近い絶海の孤島で、お腹をすかせて待っている家族のために 荒波へと決死のダイブを繰り返すヒゲペンギン。などなどまさに命がけの壮絶なバトル&ドラマが満載で、すっかり魅了されてしまいました。どんなに厳しい環境の中にあっても、自らを巧みに変化させることで必死に生き抜いてきた彼らを観ていると、自分の都合で安易に環境を変えてしまう人間というものの異質さを感じずにはいられません。 何回か連続で放映されるようなので、次回も楽しみです。 ▲
by nakadateshika
| 2017-03-30 07:48
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2017年 03月 29日
![]() 20年以上の時を経るということは、補綴物をはじめとして、患者さんの「ひと・くち・は」、そして術者や歯科を取り巻く環境、その全てが変化することを意味しています。それに伴って様々な綻びが出てきてしまうのは補綴の宿命ともいえますが、その真実を余すところなく伝えていただけることは(自分を含め)若手にとっては何事にも代えがたい貴重な機会だと思います。 先々のことを予測することは極めて困難なことですが、その経過を丹念に記録していくことと、その変化に対応できるような処置方針を立てることの重要性を改めて感じました。 今回のメンバーでのもぐら塾は暫くお休みになり、来月からは新メンバーを迎えてのスタートとなります。双方向性が特徴の少人数セミナーですので、今回とはまた違う盛り上がりをみせるのではないかと、今から楽しみにしています。 ▲
by nakadateshika
| 2017-03-29 09:31
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2017年 03月 15日
![]() 須貝先生のご発表では、要介護ステージでの口腔管理や補綴処置の難しさとその要点、またそのステージに至るまでにホームドクターとしてすべきことについて教えていただきました。 超高齢化社会となった現代では、クリニックに通うことができるステージよりさらに一歩先までを見据えた対応が必要とされてきています。現在の歯科界には様々な問題がありますが、要介護となるラインをまたぐ前後のステージ間で口腔管理の落差があまりにも大きいということが、もっとも重大で喫緊な問題の一つに挙げられるのではないかと思います。ただ、残念ながらいまだ十分な体制が整っていないというのが実情です。クリニックの中では歯の保存に全力を尽くす一方で、その後のステージでは歯があることでのトラブルが起こり得るという、患者・歯科医双方にとって悲しすぎる歪み現象をできるだけ緩和し、なるべくシームレスな考え方・対応ができるような体制づくりの必要性を改めて感じました。 つづいて元代診(僕の1代先輩)であるN先生は、「Deep overbiteで成人させないために」という演題でご発表されました。内容としては、咬合不正の根本的な原因は悪習癖(機能不全)であるとの仮説をもとに、筋機能や姿勢などの環境因子を是正することで本来の姿(正常な歯列)に戻そうという取り組みでした。なかでも自分としては、(イントロでの)不正咬合は文明との接触によって生じた現代病である、というお話にとても興味がひかれました。一般的に、環境の変化に生体の適応が追いつかない場合に病気となるのではないかと思われますが、あまりにも多くのことが急速に変化する現代社会では、 その変化に生体と社会の適応がまったく追いつかず 結果として様々な生体的・社会的な病気(問題)が生じているように感じます。 咬合不正についても食生活などの変化により、後天的因子の影響を受ける顎骨の成長と先天的因子の影響が大きい歯牙の大きさとのアンバランスが原因であるとも考えられます。長い時間が経過すれば遺伝子レベルで適応反応が生じるのかもしれませんが、それまで待っているわけにもいきません。機能と形態、アプローチの仕方はどちらの方法もあり得ると思いますが、変化に対する適応力が最も高い小児期において咬合育成を行うことは、とても有意義なことだと感じています。 ”良いものはカタツムリのように(ゆっくりと)進む” かつてガンジーは、現代文明に警鐘を鳴らす意味でこのような言葉を発したそうです。その意味するところは深遠ですが、要介護の問題や咬合不正の問題もそこに端を発していると考えられなくもありません。ただ残念ながら歯科医には社会構造まで変える力はありませんので、ホームドクターの役割としては 環境の変化と生体の適応との歪みを補正するべく、カタツムリをそっと後から押してあげるような対応が望まれているように感じています。 ▲
by nakadateshika
| 2017-03-15 06:46
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2017年 03月 13日
![]() 最近はポスターやキャッチコピーも随分と格好良くなり、内容的にも社会問題を窺わせるようなところもあって、stand by me のヒット以来 大人もターゲットに含めているような印象を受けました。 ただ子供にとってはそんなことはお構いなしで、終始前のめりになって 映画に見入っていました。 ![]() ▲
by nakadateshika
| 2017-03-13 07:57
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2017年 03月 12日
![]() このポストイットであれば取り外しも自由自在、見た目も綺麗なうえに栞代わりにもなりますので、一石二鳥でオススメです。 ▲
by nakadateshika
| 2017-03-12 08:14
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2017年 03月 09日
![]() こちらは、1975年に創刊された歯科雑誌・デンティストです。「患者とのコミュニケーションを考える〜開業医・その現実と未来〜」というテーマの中での記事ですが、(顔写真を除いては)40年以上前のものとは思えない内容で、今読んでみても心にズシンと響きます。 ”もともと病気に悩む人々を救うための学問であったはずの医学の進歩が人間のあり方についての理解を混乱させ、先行きについての戸惑いや、一種の恐怖感が生まれはじめているようにも思われます。(医者と患者と病院と)” 40年前から見れば、診断機器や治療技術は飛躍的に進歩しました。それとともに、歯の保存や機能回復を図る選択肢も大幅に増加しましたが、果たしてどこまで機能回復することが医療なのか?という問題は、超高齢化社会という難題も抱えた現代ではより一層難しくなっているのではないでしょうか?恐らくその問題についての絶対的な答えというものはなく、より個別性が重視されてきているように思いますが、その答えに少しでも近づくためには、コミュニケーションに基づいた歯科医師と患者との(成人ー成人関係による)共同作業が必要不可欠であるということを、痛切に感じています。 コミュニケーションの語源を手繰ると、「伝達する」という一方的なものではなく、「共有すること・分かち合うこと」だそうですが、そのための手段として口腔内写真やレントゲン写真などの基礎資料は、今でも必要不可欠なものであることに変わりはありません。その一方で、同じような悩みを抱える歯科医師同士で問題を共有するという意味でも、記録資料の持つ意味は絶大です。K先生の業績は数多いですが、後世に記録の重要性を伝承したことが何よりも大きな功績だったのではないかと個人的には思っています。 今月下旬からは、また基本ゼミが始まります。デンティストとは何する者ぞと、これから新たなスタートを切りたいと考えているであろう受講生の先生方には、是非とも読んでいただきたい名文です。 ![]() ▲
by nakadateshika
| 2017-03-09 13:00
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2017年 03月 08日
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by nakadateshika
| 2017-03-08 06:51
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2017年 03月 06日
![]() ![]() ![]() ![]() 書籍運搬がよい準備運動になっていたようで、懸念していた筋肉痛が全くないのは嬉しい限りです。 ▲
by nakadateshika
| 2017-03-06 07:21
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2017年 03月 02日
![]() 特に分かりづらかったのが、「甘え」と「甘ったれ」との違いです。著者は「甘え」は肯定的に、「甘ったれ」については否定的に捉え、その違いを明確にすべきだとしています。 (まだ十分に理解できていないのですが)自分なりには「甘え」とは、相手に対する距離感の認識と感謝の意識があることで、「甘ったれ」とは近い距離感を意識してはいるものの、感謝の気持ちがなく一方的に依存している状態なのではないかと解釈しました。 ”人間は誰しも独りでは生きられない。本来の意味で甘える相手が必要なのだ。” 本来の意味で「甘える」ことができる関係というのは、顔がお互いに見える距離感の中でしか生まれないのではないかと思います。インターネット・グローバル社会などによって拡がりすぎた人間関係で心を悩ますよりも、目の前にある持ちつ持たれつの関係を大切にしていくことが今まさに必要とされていることなのではないかと感じました。そんな偉そうなことを言いながら家庭では完全に「甘ったれ」状態ですので、感謝の気持ちをもって「甘え・甘えられる」、「持ちつ持たれつ」のよい関係を築いていきたいと思っています(スキー旅行の弁明)。 ▲
by nakadateshika
| 2017-03-02 08:40
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