タグ:火曜会 ( 39 ) タグの人気記事

2018年 06月 05日
フラップ手術のすすめ
e0273912_18162240.jpgS田先生オススメの「フラップ手術のすすめ」です。写真もイラストもとても綺麗なので早速注文しましたが、大人気のようで早くも品切れ・増刷中とのことです。そう言われると余計に読みたくなりますが、届くまでしばしの辛抱です。

by nakadateshika | 2018-06-05 18:24 | 歯科臨床 | Comments(0)
2018年 03月 13日
パーシャルデンチャーと咬合崩壊〜ひとの変化にどう寄り添うか〜
e0273912_7585147.jpg”生きていることとは、四季色とりどりの移り変わりにこの肉体が従うことである(ゲーテ)”

(骨だけでなく)「ひと・くち・は」その全てが、常に変化し続けています。その変化の量と質は、人によってもまたその時期によっても様々ですが、その変化と協調し共存することが、補綴という分野における最も重要なテーマの一つではないかと思います。

昨年の企画では「咬合崩壊」という難局において、その変化を遅らせるためにインプラントがどの程度有効だったのか?ということについて検証しました。その議論を通じて、従来補綴の延長線上にインプラントを位置づけることが、その利点を活かすために重要であることが示されました。と同時に、生体の変化との協調と共存という点において、パーシャルデンチャーの可能性を改めて感じました。

”宇宙の根源現象は、らせんとリズムである(三木成夫)”

「パーシャルデンチャー新時代」にはらせん構造の象徴であるアンモナイトが表紙を飾っていますが、そこにはとても深い意味が込められているように思えます。話題としてはらせんのように繰り返しになってしまうかも知れないのですが、改めてパーシャルデンチャーの可能性について問い直してみることはとても意義深いのではないかと考えています。

by nakadateshika | 2018-03-13 07:34 | 欠損歯列 | Comments(0)
2018年 03月 10日
咬合高径と咬合崩壊
e0273912_7525353.jpg"The muscle usually wins.(Schweitzer)”
”When teeth and muscle war, muscle never loses.(Dawson)”

全て筋肉のせいにするわけではないのですが、その力が強大であることは間違いありません。多くの先人が指摘しているとおり、(そこに至った原因によっては)安易な咬合挙上はかなりのリスクを伴います。咬合平面が乱れ、顎位が低下している局面で、どこを目指しどのようにアプローチするのか?その問題は、今もなお難しいテーマであろうと思います。

臨床診断を考えるうえで、「原因」「病態」「予後」という視点を持つことの重要性を学びましたが、咬合平面・顎堤吸収・顎位低下、その個々の要素についてもその3つの視点で読み解くことが、治療方針を考えるうえで重要なのではないかと考えています。

by nakadateshika | 2018-03-10 07:53 | Comments(0)
2018年 03月 09日
顎堤吸収と咬合崩壊
e0273912_8174363.jpg咬合崩壊の原因と結果という視点からみると、「顎堤吸収」もその一つに挙げられると思います。そのメカニズムは未だ明らかにされてはいませんが、ウォルフの法則(機能圧に抵抗するため表面積を広くしようとする?)、持続的な骨膜圧迫による虚血、加齢変化、全身疾患(骨粗鬆症など)といった様々な要因が複合して生じているのではないかと考えています。

※ウォルフの法則については、調査中です。

by nakadateshika | 2018-03-09 07:11 | Comments(0)
2018年 03月 08日
咬合平面と咬合崩壊
e0273912_8413643.jpg乱れた咬合平面は咬合崩壊の過程で生じた「結果」であり、一方でその崩壊をさらに助長する「原因」でもあります。そのため全顎的介入が必要なケースでは、乱れた咬合平面を可及的に是正し、適切なアンテリアガイダンスを獲得することが理想的であると考えられています。しかし実際には、咬合挙上・骨整形・歯牙移動・抜歯といったかなり大がかりな処置が必要となることも多く、どこまでの介入が必要十分なのか悩むことも少なくありません。

by nakadateshika | 2018-03-08 08:35 | 欠損歯列 | Comments(0)
2018年 01月 30日
経過観察の意味
e0273912_7484725.jpg早速書庫を整理してみたところ、「経過観察と歯科臨床(火曜会40周年セミナー誌)」が目にとまりました。冒頭に書かれた「火曜会と経過観察」を読んでみると、そこには求めていた答えがズバリ書かれていました。
「幸田家のことば」でも感じたことですが、伝承された言葉はわかりやすいという長所がある一方で、どうもオリジナルの重厚さが薄まっているような気がしてなりません。何事も原点を知るということはとても大事なことだと感じています。
臨床診断や経過観察など、自分なりに考えたつもりになっていましたが、すべて受け売りだったということを改めて思い知った次第であります。

by nakadateshika | 2018-01-30 07:48 | 歯科臨床 | Comments(0)
2018年 01月 17日
火曜会新年会2018
e0273912_1912936.jpg昨日は、火曜会の新年会でした。昨年に引き続き「今年の一文字」という企画でしたが、どのお話も面白くあっという間の2時間30分でした。なかでも読書好きにとっては「舟を編む」エピソードがとても印象的でしたので、早速読んでみました。

”辞書は言葉の海を渡る舟だ。ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう”

歯科臨床もまだまだ底が知れない大海原で、火曜会という舟に乗っていなければどこかで海の藻屑となっていたに違いありません。これまで60年以上にわたり多彩な先輩方によって編み込まれてきた舟の重みを感じるとともに、今はその舟を編む一人であることの責任を改めて感じました。

その舟を造りあげ、これまで舵を取り続けてきたキャプテンには「二番煎じはダメ!」とのことで今年の一文字はいただけませんでした。ただその代わりに一文字では収まりきらない熱いお言葉を頂戴し、会員一同身がひきしまりました。そのエールを受けて、今年からはより厳しいディスカッションを!というムードになり、初回の座長担当としては気もそぞろですが、折角のケースプレを座礁させないように頑張りたいと思います。

by nakadateshika | 2018-01-17 18:36 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 12月 19日
集める・並べる・較べる
e0273912_713213.jpg「集める・並べる・較べる」

今回の企画も、KKメソッドに基づいて構成を検討しました。そうは言っても症例が集まらないことには較べようもないのですが、(昨年と同様)多種多様なケースがあっという間に集まり、火曜会の凄さを改めて感じました。その後、例によってKA367を使ったフォーマットに落とし込みそれぞれを較べてみると、大まかに上下的偏在・左右的偏在・前後的偏在というグループに分けられそうだということが見えてきました。

そこから改めて「咬合崩壊」というテーマを考えてみると、それぞれのグループが下顎無歯顎・上顎無歯顎・左右すれ違い・前後すれ違いという4つの終末像に向かっているということにふと気付きました。(この考え方自体は以前から言われていることですが)各群には共通項(欠損の流れ・義歯の動態など)があるため、インプラントの必要性や有効性を考えるうえで、この4つのグループに分けたほうがわかりやすいと感じました。

by nakadateshika | 2017-12-19 16:57 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 12月 17日
協調と共存
e0273912_1826467.jpg”技術偏重、材料偏重の機械的補綴学を一歩進めて、生体の機能に合理的に適応した補綴学にまで高めていくことは、歯学に携わる人々が、長い間持ち続けてきた理想の一つであろう。補綴物が人体に装着され、その機能に関与する限り、これに対する生物学的な考慮は当然要求されねばならない。”(補綴と生物学:石原寿郎著)

補綴と生物学、その協調と共存のあり方を問い続けてきたのが火曜会の歴史だったのではないかと思います。そしてインプラントという未知の新材料が、生体や従来の歯科臨床と協調し共存できるのか?その道を探るアプローチが、2008年に発刊された「パーシャルデンチャー新時代」であったと自分なりに解釈しています。その功績は非常に大きく、パーシャルデンチャーという手法が、従来の臨床とインプラントとを繋ぐ架け橋となり得ることが示されました。ただ著者も述べられているように、当時はまだインプラント体や経過年数などの問題を抱えている時代でもありました。

方法や手法を意味する”method”の語源は、「メタホドス:道に従う、道に沿う」という意味だそうですが、新時代発刊から10年近くが経過した今、インプラントが真の意味で「補綴の手法」となり得るものなのか?改めて見つめ直す機運が高まってきました。そこでその第一歩として、インプラントは欠損の進行をくい止める(遅らせる)ことができたのかどうか、今回の特集企画で再検証することになりました。

by nakadateshika | 2017-12-17 04:55 | 勉強会・講演会 | Comments(0)
2017年 12月 13日
見えないタイトル:インプラントは咬合崩壊の防波堤となりえたか
e0273912_1271890.jpg昨日の火曜会は、特集企画の会でした。
「タイトルが、よく見えないんだけど」

開始直前にご指摘があり慌てて黒文字に変更したのですが、昨日の反省点はその一言に集約されていたように思います。企画案を作った時から、その長さや、「崩壊」と「防波堤」という言葉の関係性に座りの悪さを感じてはいたのですが、結局そのままになっていました。

ブログタイトルもなるべく短く簡潔に!を意識していますが、この記事タイトルは恐らく最長だと思います。タイトルはブログの「顔」と言いますが、プレゼンでもそれは同じです。「咬合崩壊」とは何か?「防波堤」とは何か?もっと煮詰めて考えておけば、素晴らしい症例の数々をもっと活かすことができたのに、、、と大いに反省している次第です。

by nakadateshika | 2017-12-13 12:07 | 勉強会・講演会 | Comments(0)